執筆者:水口貴博

プレゼン初心者が心がける30の基本

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「曖昧な表現」も「言い切る表現」も使いにくいときの便利な一言。

「曖昧な表現」も「言い切る表現」も使いにくいときの便利な一言。 | プレゼン初心者が心がける30の基本

「ところでその提案は、本当に実現可能なのか」

プレゼンの質疑応答で、ずばり核心をついた質問が飛んできました。

限られた時間と資金で何かを進めるためには、有効性が気になるところです。

もちろん確証があるなら、自信を持って「できます」と言いましょう。

すぐ話が前に進むでしょう。

しかし、ビジネスでは、すべて確証のあることばかりではありません。

確実に実現できるという保証ができない場合もあります。

こういうとき、強がって「はい。必ずできます」と言いたいところですが、どうでしょうか。

仕事でお金の絡む話となると、何でも「必ずできます」とは言えません。

「できるかもしれません」という曖昧な表現は社会人にふさわしくありませんが、言い切る表現も使いにくい場合があります。

あなたならどう乗り切りますか。

この場面で使える一言があります。

「可能性が高い」です。

言い切る表現を使いにくい場面では「可能性」という表現を使うことをおすすめします。

「必ず実現できます」ではなく「実現する可能性が高い」です。

「絶対に大ヒットします」ではなく「大ヒットする可能性が高い」です。

力強いインパクトを残しながら、事実を述べることができるようになるのです。

プレゼン初心者が心がける基本(15)
  • 曖昧な表現も言い切る表現も使いにくい場面では「可能性が高い」を使う。
発表者だけが資料を確認しているかぎり、汚点は発見できない。

プレゼン初心者が心がける30の基本

  1. プレゼン・技能は、自転車に乗るのと同じだ。
    大事なのは、才能ではなく、努力と練習の積み重ね。
  2. プレゼンの流れは、聞くより見るほうが早い。
  3. 発表者が資料作成すれば、自然とうまくプレゼンができるようになる。
  4. 緊張を避けたければ、1番目を狙え。
  5. 身ぶり手ぶりは、実は貧乏ゆすりと同じ?
  6. 聞く気のある人に向けて、メッセージを発信する。
  7. 質疑応答は、最後にまとめるほうがいい。
  8. プレゼンにも、自動車と同じ「若葉マーク」がある。
  9. 相手の表情が硬い?もしや、自分のことではありませんか。
  10. 人間は緊張すると、自然と早口になりやすい。
  11. プレゼンでの小さな声は、悪い評価につながりやすい。
  12. 緊張の中では、事前に意識したことさえ忘れてしまう。
  13. 人数分ちょうどの資料を用意してはいけない。
  14. 突然増えるかもしれない参加者のために、余分に用意したい資料の目安。
  15. 「曖昧な表現」も「言い切る表現」も使いにくいときの便利な一言。
  16. 発表者だけが資料を確認しているかぎり、汚点は発見できない。
  17. 資料の棒読みは避けるとはいえ、なかなか難しい。
    棒読みを避ける方法とは。
  18. 現状の問題点を提起してから新商品の説明を始めると、聞き手は興味を示し始める。
  19. 発表者は、ネクタイが曲がっていないか本番前に要チェック。
  20. 1分以上、立て続けに話し続けないこと。
  21. 1セクション5分を心がければ、自然とリズム感が出てくる。
  22. プレゼンで速攻性のある緊張対策。
  23. 新人だからとはいえ、おどおど説明するのは逆に失礼。
    壇上に上がれば、先輩も後輩も関係ない。
  24. プレゼンは芝居だ。
    役者になって演じよう。
  25. あらかじめ下見をして、事前チェックを怠らない。
  26. プレゼンにまとめを作って、後味をよくする。
  27. 質疑応答で、答えられない質問が飛んできた。
    さあ、どうするか。
  28. 居眠りをし始める人が目立ってきたら、一度休憩を入れたほうがいい。
  29. 居眠りが悪とは限らない。
    参加者からのクレームとして受け止める。
  30. 何度も入念にリハーサルをしてこそ、プレゼンはうまくいく。

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