プレゼンの初心者は、できるだけ使用する色を限定すべきです。
もちろん色を否定しているわけではありません。
カラフルな資料のほうが立派できちんとしている印象があります。
しかし、その領域に手を出せるのは、プレゼンに慣れ、しかも色の特性をきちんと理解した人のみです。
本来、色の使い方というのは、難しい。
「赤と緑は見づらくなる」
「白と黄色は識別しづらい」
「下地が黄色に黒い文字は、危険を意味する」
「赤は情熱を意味し、ピンクは暖かみをイメージさせ、青はすがすがしさを連想させる」
「黒は収縮色であり、明るい色は膨張色」
色には特性があります。
しかも、色の組み合わせによって、意味や特徴は多種多様に変化します。
こうした点をきちんと把握しておかないと、カラフルな色使いというのは、すぐできるものではありません。
慣れていない人が色を使いすぎると、たいていは失敗します。
プレゼン初心者に限って言えば、失敗しないために、カラフルな色使いを避けます。
できるだけ色を限定したほうが成功に結びつきやすいのです。
では、問題なのは使う色の目安です。
目安は、3色までです。
会社のロゴの色、白い紙に黒い文字を除いて、3色までです。
この法則を守っていれば、大きく失敗することはありません。