執筆者:水口貴博

見やすいプレゼン資料の30の作り方

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プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。

プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。 | 見やすいプレゼン資料の30の作り方

「よし。プレゼン本番の時間だ。さっそく参加者分だけプリントアウトしよう」

そう思って、プリンターに印刷された資料を取りに行ったときのことです。

印刷された資料を見て、がくぜんとしました。

パソコンに映し出されていた内容とは、だいぶ雰囲気が違うのです。

もちろん内容は同じなのですが、違うのは文字の大きさです。

思ったより文字が小さくて、読みやすいとはいえない状態でした。

パソコンの場合、スクリーンが目の前にあるため、文字の大きさはちょうどいいと思っていました。

しかし、紙に印刷してみると、思ったより文字が読みづらいことがわかりました。

「文字が小さすぎて読みづらい。もう少し文字を大きく変更しよう」

さて、ここからが大変です。

文字を少し大きくするだけですが、資料全体に影響します。

文字の大きさを変えることで、ページ数が増えてしまい、ページ数が増えると、図やグラフのレイアウトに影響します。

ましてや本番直前です。

ゆっくり見直す時間が十分ありません。

そんな焦りを感じた経験が、皆さんもあるのではないでしょうか。

印刷して、初めてわかることがあります。

  • 思っていた色とは違う
  • グレーになるはずの部分が、真っ黒になっている
  • フッターやヘッダーが、紙からはみ出ている
  • レイアウトのイメージが少し違う

プレゼンの資料作成のほとんどは、パソコンで行うはずです。

しかし、最終チェックの段階では、必ず一度紙に出して確認してみましょう。

資料は、実際に紙に出すまでは安心できません。

紙に出してみると、意外な汚点を発見できる場合があるのです。

見やすいプレゼン資料の作り方(30)
  • 資料の最終チェックは、必ず紙に出す。
まとめ

見やすいプレゼン資料の30の作り方

  1. プレゼンの資料は、1から作らない。
  2. 目次から作れば、スムーズに作成が進む。
  3. 資料全体を通して大事なのは、統一感。
  4. 無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて、資料を作成する。
  5. プレゼンの資料は、1枚1分を目安に作成する。
  6. 複数の資料を使うなら、あらかじめ資料番号を振っておくこと。
  7. 「箇条書きのほうがよいのではないか」と、問いかけながら資料をチェックする。
  8. 動きのある機能には要注意。
    頼っても、頼りすぎるな。
  9. 専門用語の説明は、口頭だけで終わらせない。
  10. 凝りすぎた資料は、おおむね失敗する。
  11. 夜に作成した資料は、行きすぎた内容になりやすい。
  12. 資料では、色を使いすぎるより、限定したほうがいい。
  13. 使う色は3色までに限定すれば、自然と見やすい資料が出来上がる。
  14. 資料にはページ数をふり、ページ数で見るべき場所を指示する。
  15. ヘッダーには、会社のロゴを入れよ。
  16. イラストより写真のほうが、現実感がある。
  17. プレゼンの資料作成で大切なのは、量より質。
  18. 「30ページ以内・30分以内」を目安にする。
  19. 「ここだけの話」があるプレゼンは、評価が上がりやすい。
  20. お客さまに提出する資料に、再生紙は使わない。
  21. 会社のロゴの扱いには、細心の注意を払うこと。
  22. 「データ」を示すと、説得力は倍増する。
  23. 資料のチェックは、逆の視点から見るほうがいい。
  24. 文字のサイズは、全体的に大きくする。
  25. スライドを作りすぎるな。
  26. 読みにくい手書きのほうが、よく読まれ、印象に残りやすい。
  27. 箇条書きの限界は、7つまで。
  28. 音読しながらチェックすると、誤字脱字の発見精度が向上する。
  29. 出来上がった資料は、同僚にチェックしてもらうだけではまだ甘い。
  30. プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。

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