執筆者:水口貴博

見やすいプレゼン資料の30の作り方

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資料のチェックは、逆の視点から見るほうがいい。

資料のチェックは、逆の視点から見るほうがいい。 | 見やすいプレゼン資料の30の作り方

資料作成をしていると、つい書きすぎてしまう場合があります。

いえ、書きすぎる場合がほとんどです。

そもそも資料作成をするときは、気合が入ります。

「書きすぎてはいけない」と頭ではわかっていても、勢いがあると、あれこれ書いてしまいます。

気づくと、いつの間にか書きすぎてしまっているのです。

さて、ここで難しい問題が発生です。

資料を作成したりチェックしたりするとき、要点を押さえているかどうかをチェックしますね。

これが難しいのです。

大切なことに注意を向けていると、不思議なことに、どれも大切であるように思えてくるのです。

「この言葉は必要だ、このグラフも大切だ。この文章も重要だ。これ以上削れるところはない」

どれも大切に見えてくる。

だから、自分では悪い点が見えにくいのです。

そこで、もう1つ別の視点を加えてチェックしましょう。

先ほどとは、逆の視点です。

「要点以外が記載されていないか」です。

これは私の場合、校正の際に取り入れているおすすめの方法です。

「要点が書かれているか」ではなく「要点以外が書かれていないか」という正反対の意識をしながら資料を眺める。

すると、不思議なことに、次々と発見できるようになります。

難しい技術は不要です。

今すぐできる方法です。

ほんの少し見方を変えるだけで、資料の品質を上げることができるのです。

見やすいプレゼン資料の作り方(23)
  • 「要点以外が記載されていないか」という視点からチェックする。
文字のサイズは、全体的に大きくする。

見やすいプレゼン資料の30の作り方

  1. プレゼンの資料は、1から作らない。
  2. 目次から作れば、スムーズに作成が進む。
  3. 資料全体を通して大事なのは、統一感。
  4. 無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて、資料を作成する。
  5. プレゼンの資料は、1枚1分を目安に作成する。
  6. 複数の資料を使うなら、あらかじめ資料番号を振っておくこと。
  7. 「箇条書きのほうがよいのではないか」と、問いかけながら資料をチェックする。
  8. 動きのある機能には要注意。
    頼っても、頼りすぎるな。
  9. 専門用語の説明は、口頭だけで終わらせない。
  10. 凝りすぎた資料は、おおむね失敗する。
  11. 夜に作成した資料は、行きすぎた内容になりやすい。
  12. 資料では、色を使いすぎるより、限定したほうがいい。
  13. 使う色は3色までに限定すれば、自然と見やすい資料が出来上がる。
  14. 資料にはページ数をふり、ページ数で見るべき場所を指示する。
  15. ヘッダーには、会社のロゴを入れよ。
  16. イラストより写真のほうが、現実感がある。
  17. プレゼンの資料作成で大切なのは、量より質。
  18. 「30ページ以内・30分以内」を目安にする。
  19. 「ここだけの話」があるプレゼンは、評価が上がりやすい。
  20. お客さまに提出する資料に、再生紙は使わない。
  21. 会社のロゴの扱いには、細心の注意を払うこと。
  22. 「データ」を示すと、説得力は倍増する。
  23. 資料のチェックは、逆の視点から見るほうがいい。
  24. 文字のサイズは、全体的に大きくする。
  25. スライドを作りすぎるな。
  26. 読みにくい手書きのほうが、よく読まれ、印象に残りやすい。
  27. 箇条書きの限界は、7つまで。
  28. 音読しながらチェックすると、誤字脱字の発見精度が向上する。
  29. 出来上がった資料は、同僚にチェックしてもらうだけではまだ甘い。
  30. プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。

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