資料作成をしていると、つい書きすぎてしまう場合があります。
いえ、書きすぎる場合がほとんどです。
そもそも資料作成をするときは、気合が入ります。
「書きすぎてはいけない」と頭ではわかっていても、勢いがあると、あれこれ書いてしまいます。
気づくと、いつの間にか書きすぎてしまっているのです。
さて、ここで難しい問題が発生です。
資料を作成したりチェックしたりするとき、要点を押さえているかどうかをチェックしますね。
これが難しいのです。
大切なことに注意を向けていると、不思議なことに、どれも大切であるように思えてくるのです。
「この言葉は必要だ、このグラフも大切だ。この文章も重要だ。これ以上削れるところはない」
どれも大切に見えてくる。
だから、自分では悪い点が見えにくいのです。
そこで、もう1つ別の視点を加えてチェックしましょう。
先ほどとは、逆の視点です。
「要点以外が記載されていないか」です。
これは私の場合、校正の際に取り入れているおすすめの方法です。
「要点が書かれているか」ではなく「要点以外が書かれていないか」という正反対の意識をしながら資料を眺める。
すると、不思議なことに、次々と発見できるようになります。
難しい技術は不要です。
今すぐできる方法です。
ほんの少し見方を変えるだけで、資料の品質を上げることができるのです。