執筆者:水口貴博

エントリーシートで心がける30の書き方

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取っつきやすい印象は、選ばれやすさにつながる。

取っつきやすい印象は、選ばれやすさにつながる。 | エントリーシートで心がける30の書き方

本屋で、本を選ぶ状況を思い出してください。

たとえば、政治経済の勉強をしようと思い、書店で本を探す状況があるとします。

どんな本を選ぶでしょうか。

おそらく小さな文字ばかりで書かれた本より、図や絵を使った読みやすい本を選ぶことでしょう。

字がたくさん書かれている本のほうが、情報量が多くて詳しいのは明らかですが、それでも買って読もうとは考えにくい。

いくら詳しく書かれていても、読みにくければ、読みたいと思わないのです。

この状況は、エントリーシートでも同じです。

自分をわかってもらいたいと思い、枠いっぱいに小さな字で書くのもいいでしょう。

小さな字で書けば、情報量も多くなり、詳しく書けます。

しかし、小さな字がいっぱいに書かれたエントリーシートは、第一印象が悪くなりがちです。

一生懸命に書いたのは見てわかりますが、どことなく取っつきにくい印象を受けます。

小難しく書かれている文面が、そのまま応募者の印象になってしまいます。

情報量や詳しさも大切ですが、それ以上に大切なのが、見やすさやわかりやすさです。

読む人のことを考え、読みやすいエントリーシートを心がけましょう。

適度な改行、見出し、簡易な言葉。

自由な記述が許されているなら、イラストやカラーを使って表現するのもよい工夫です。

情報量は多少少なくなっても、第一印象がよくなります。

取っつきやすい印象は、選ばれやすさにつながるのです。

エントリーシートで心がける書き方(10)
  • 情報量や詳しさより、見やすさやわかりやすさを重視する。
エントリーシートは、手書きとパソコンのどちらで作成すべきか。

エントリーシートで心がける30の書き方

  1. エントリーシートとは。
  2. エントリーシートの扱いは、履歴書と同様に重視される。
  3. エントリーシートの作成は、意外に時間がかかる。
  4. エントリーシートを書きながら、自己分析をしない。
  5. まず大切なのは、エントリーシートを作成するときの心持ち。
  6. 聞かれたい質問は、エントリーシートに記載して、面接で質問されやすい状況を作る。
  7. 簡潔であることを、恐れない。
  8. 印象的な言葉にするとは、大げさな修飾語を使う意味ではない。
  9. 最初からしっかり仕上げる必要はない。
    最終的にしっかり仕上げればいい。
  10. 取っつきやすい印象は、選ばれやすさにつながる。
  11. エントリーシートは、手書きとパソコンのどちらで作成すべきか。
  12. 小さな字でたくさん書かれた文章は、第一印象が悪くなりやすい。
  13. 数行の文章だから、手間暇を減らすのではない。
    数行の文章だから、手間暇を増やす。
  14. 無地の欄に字を揃えて書くための意外な道具とは。
  15. パソコンで応募書類を作成する際は、フォントに注意。
  16. きれいな字で書こうと思うだけでは、きれいな字は書けない。
  17. 夜に書いたエントリーシートには要注意。
  18. 疲れや眠気を我慢して書いたところで、いい文章は書けないだろう。
  19. 心の状態は、そのまま文章にも表れる。
  20. 適度な休憩は、より良いエントリーシートを作成するコツ。
  21. きれいな文面でも、丸写しをしたとわかる内容では、相手の心を動かせない。
  22. 強烈な2大アイキャッチ効果は「手描きのイラスト」と「カラー」。
  23. 「何をしたか」より「なぜそれをしたのか」。
  24. 証明写真も、職種に応じて使い分けたほうが、選考で有利。
  25. 自己PRも志望動機も、嘘はいけない。
  26. 太字は、油性サインペンより筆ペンのほうが、きれいで上品に見える。
  27. 志望動機をスムーズにするのは、ボールペンによるマーキング。
  28. 応募書類の提出の早さは、意欲や熱意を間接的に伝える。
  29. あなたの書いた文章には、期待させる要素がありますか。
  30. 「以上」の一言を、礼儀正しい印象に変える工夫。

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