執筆者:水口貴博

見やすいプレゼン資料の30の作り方

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複数の資料を使うなら、あらかじめ資料番号を振っておくこと。

複数の資料を使うなら、あらかじめ資料番号を振っておくこと。 | 見やすいプレゼン資料の30の作り方

プレゼンで使う資料は、1種類だけとは限りません。

発表する内容によっては、複雑なデータが数多く登場することもあります。

「見やすくするためにどうすればいいだろうか。そうだ。データの一覧や表などは、別紙にまとめてしまおう」

少しでも見やすくするため、補足資料などを別紙として用意する方法です。

なかなかの名案ですね。

しかし、見やすくしようと思ったこの工夫が、逆に聞き手をいらいらさせることがあります。

たとえば、異なる種類の資料を交互に参照する場合です。

「縦書きの資料をご覧ください」といった後に「グラフの資料をご確認ください」次に「大きな文字の資料をご覧ください」

わかると言えばわかるのですが、資料の名前を言われてから探すまでに時間がかかるのです。

机の上が資料でばらばらになりやすく、聞き手をいらいらさせます。

しかし、一工夫で解決します。

あらかじめ、資料に番号を振っておけばいいのです。

ひとまとめになった資料ごとに「1番、2番、3番」というふうに、わかりやすく番号を振っておきましょう。

番号をふる場所は、見つけやすいように「資料の左上」がおすすめです。

「2番の資料をご覧ください。次に3番の資料をご覧ください」

見てほしい資料の指示が、わずか一言で済みます。

また可能なかぎり、参照する資料の順に沿って、資料番号を振りましょう。

参照すべき資料を、直感的に、見つけやすくなります。

見やすいプレゼン資料の作り方(6)
  • 複数の資料を使う場合は、資料の左上あたりに番号を振っておく。
「箇条書きのほうがよいのではないか」と、問いかけながら資料をチェックする。

見やすいプレゼン資料の30の作り方

  1. プレゼンの資料は、1から作らない。
  2. 目次から作れば、スムーズに作成が進む。
  3. 資料全体を通して大事なのは、統一感。
  4. 無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて、資料を作成する。
  5. プレゼンの資料は、1枚1分を目安に作成する。
  6. 複数の資料を使うなら、あらかじめ資料番号を振っておくこと。
  7. 「箇条書きのほうがよいのではないか」と、問いかけながら資料をチェックする。
  8. 動きのある機能には要注意。
    頼っても、頼りすぎるな。
  9. 専門用語の説明は、口頭だけで終わらせない。
  10. 凝りすぎた資料は、おおむね失敗する。
  11. 夜に作成した資料は、行きすぎた内容になりやすい。
  12. 資料では、色を使いすぎるより、限定したほうがいい。
  13. 使う色は3色までに限定すれば、自然と見やすい資料が出来上がる。
  14. 資料にはページ数をふり、ページ数で見るべき場所を指示する。
  15. ヘッダーには、会社のロゴを入れよ。
  16. イラストより写真のほうが、現実感がある。
  17. プレゼンの資料作成で大切なのは、量より質。
  18. 「30ページ以内・30分以内」を目安にする。
  19. 「ここだけの話」があるプレゼンは、評価が上がりやすい。
  20. お客さまに提出する資料に、再生紙は使わない。
  21. 会社のロゴの扱いには、細心の注意を払うこと。
  22. 「データ」を示すと、説得力は倍増する。
  23. 資料のチェックは、逆の視点から見るほうがいい。
  24. 文字のサイズは、全体的に大きくする。
  25. スライドを作りすぎるな。
  26. 読みにくい手書きのほうが、よく読まれ、印象に残りやすい。
  27. 箇条書きの限界は、7つまで。
  28. 音読しながらチェックすると、誤字脱字の発見精度が向上する。
  29. 出来上がった資料は、同僚にチェックしてもらうだけではまだ甘い。
  30. プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。

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