プレゼンでは、説明中にどうしても専門用語を使わなければいけない場面もあります。
できるだけ避けたいところですが、なかなかそうもいかない場面もあります。
当然ですが、専門用語には意味の説明が必須です。
ここで、気をつけていただきたいのは「説明の仕方」です。
口頭で説明をするのはいいですが「口頭だけの説明」になっていないでしょうか。
専門用語の説明とはいえ、口頭だけで説明を終わらせるのはよくありません。
初めて聞く聞き手の立場になって考えてみましょう。
聞き慣れない言葉は、頭に入りにくいうえ、説明を聞いてもすぐ忘れがちです。
説明を聞いても「聞き漏らした。もう1回言ってほしい」と思うのです。
専門用語を熟知している発表者には、口頭による説明だけで十分だろうと思うのですが、違います。
聞き手の立場を考えて、専門用語の説明は、口頭だけではなく、きちんと資料にも記載しておくようにしましょう。
資料の隅に、注釈での説明があると親切です。
たとえ口頭による説明を聞き漏らしても、資料を見ながら、頭に入れることができるようになるのです。