執筆者:水口貴博

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

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子どもから、赤ちゃんができる理由を質問されたときの答え方。

子どもから、赤ちゃんができる理由を質問されたときの答え方。 | 「考える力」のある子どもに育てる30の方法

親としては、子どもからの質問にできるだけきちんと答えたい気持ちがあります。

子どもの質問には丁寧に答えて、子どもの期待に応えたいところですね。

ところが子どもからの質問には、答えにくい内容もあります。

理由はわかっていても、はっきり答えにくい質問です。

あなたが子どもから質問されて、一番困る内容は何ですか。

おそらく、赤ちゃんはできる理由についての質問でしょう。

「赤ちゃんは、どうやってできるの?」

「赤ちゃんは、どこからやってくるの?」

「赤ちゃんは、どこから生まれてくるの?」

ほとんどの親は言葉に詰まるでしょう。

知らないから言葉に詰まるのではなく、知っていても具体的に答えにくいから言葉に詰まります。

まだ幼稚園や小学生には、刺激の強すぎる話です。

子どもは、悪気があって質問しているのではありません。

純粋に「なぜだろうか」と気になって質問しています。

こうしたときに使える、響きのいい回答があります。

「結婚したら自然とできる」

これでいいのです。

「自然と」という部分がポイントです。

これにはいろいろな意味が含まれています。

愛し合っている2人が結婚しますね。

結婚をすれば、夫婦が深く愛し合い、妊娠・出産を経験する。

夫婦なら、自然なことですね。

したがって「結婚したら自然とできる」という答え方が自然です。

ぼかしているように聞こえますが、子どもには、最も心地よく聞こえる回答です。

子どもは大人になるにつれて「自然に」という意味を理解していくはずです。

「考える力」のある子どもに育てる方法(11)
  • 赤ちゃんができる理由を質問されたときは「結婚したら自然とできる」と答える。
重大ニュースは、危険を予知する機会に変えろ!

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

  1. すべての子どもは勉強したい気持ちがある。
  2. 「今知らなくてもいい」という言葉を、禁句にする。
  3. デパートほど、子どもに社会経験させる場所はない。
  4. 食品売り場は、あらゆる人が元気になれる場所。
  5. お使いとはいえ、いい勉強です。
    子どもの想像力を鍛える、いい機会になる。
  6. 大人と子どもとでは、見える景色が全然違う。
  7. 面倒見の悪い親のほうが、子どもはすくすく育つ?
  8. もたもたする時間は無駄ではない。
    手足の運動神経のトレーニングになっている。
  9. 子どもが理解できないニュース番組は、親がわかりやすく説明する。
  10. 生き物を飼うと、子どもの感情が豊かになる。
  11. 子どもから、赤ちゃんができる理由を質問されたときの答え方。
  12. 重大ニュースは、危険を予知する機会に変えろ!
  13. 朝食のバイキングで、家族全体が引き締まる。
  14. 普段は軽い調子でもいいが、しつけのときだけは厳しくなること。
  15. 親が真面目な表情で語りかけると、子どもも真面目に考える性格になる。
  16. 「物は大事に扱いなさい」という親。
    壊れにくい物を与えられる子。
    ここに重大な矛盾がある。
  17. 本当は、泣かない子より、泣ける子のほうが強い。
  18. 「黙って言うことを聞きなさい」より「黙ってないで、言いたいことを言いなさい」
  19. なぜ、子どもははしゃぐのか。
    大切な初心を忘れていませんか。
  20. 「うるさい」と言うだけでは、子どもの教育にはなっていない。
  21. 気分に流されず、子どものしつけに「一貫性」を持たせる。
  22. 一貫性を保てないときは、理由をつけてつじつまを合わせる。
  23. 信用される人間に育てる2つのポイント。
    「約束を守ること」と「嘘をつかないこと」。
  24. 「いい質問だね」という言葉は、質問を褒めると同時に、質問者も褒めている。
  25. 「どこがわからないの?」と尋ねれば、問題の突破口は見いだせる。
  26. 歩くペースを2分の1にすれば、発見は2倍に増える。
  27. 昆虫たちとの触れ合いは、生と死について考えさせられる機会になる。
  28. 物やサービスがあふれる都会がいいとは限らない。
    田舎には、都会にはない昆虫や大自然に囲まれる環境がある。
  29. 日記をつけると、なぜか子どものテストの結果がよくなる理由。
  30. 過去にあった出来事を思い出すことで、子どもは落ち着いた性格になる。

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