執筆者:水口貴博

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

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過去にあった出来事を思い出すことで、子どもは落ち着いた性格になる。

過去にあった出来事を思い出すことで、子どもは落ち着いた性格になる。 | 「考える力」のある子どもに育てる30の方法

日記を続けるのは、難しいです。

毎日習慣として定着させるためには、かなりパワーが必要です。

「どうしても日記は肌に合わない」

人によっては、日記を続けられない人もいることでしょう。

大丈夫です。

日記が難しいなら、日記の代わりになるようなことをすればいい。

実は日常の中でも、日記と似た行為があります。

「昔を思い出しながら会話をする」ということです。

旧友と久しぶりの再会を果たしたとき、友人と昔話に花が咲くことがあります。

日記をつけているのと同じです。

昔を思い出しています。

親は子どもに「以前にこんなことがあったね」という話をしてみましょう。

自分の力では思い出せなくても、親から「覚えている?」と刺激されたことがきっかけで、過去の出来事を思い出せるはずです。

昔旅行に行った話。

以前に笑った話。

以前に読んだ絵本の話。

昔にあった出来事を会話に盛り込むことで、子どもは思い出す機会を作れます。

しかもそればかりではありません。

過去にあった出来事を思い出すことで、子どもは落ち着いた性格になります。

過去の自分と比べて、成長している自分に気づけるからです。

また逆に成長ができていない部分も見つけるなどして、反省を促す効果もあります。

当時はつらかった出来事も、時間を置いて考えることで、客観的になれたり冷静になれたりして、記憶に触れられるでしょう。

たまには昔を思い出し、成長を確かめる機会にするのは、いい刺激になるはずです。

「考える力」のある子どもに育てる方法(30)
  • 昔を思い出しながら、話をする。
まとめ

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

  1. すべての子どもは勉強したい気持ちがある。
  2. 「今知らなくてもいい」という言葉を、禁句にする。
  3. デパートほど、子どもに社会経験させる場所はない。
  4. 食品売り場は、あらゆる人が元気になれる場所。
  5. お使いとはいえ、いい勉強です。
    子どもの想像力を鍛える、いい機会になる。
  6. 大人と子どもとでは、見える景色が全然違う。
  7. 面倒見の悪い親のほうが、子どもはすくすく育つ?
  8. もたもたする時間は無駄ではない。
    手足の運動神経のトレーニングになっている。
  9. 子どもが理解できないニュース番組は、親がわかりやすく説明する。
  10. 生き物を飼うと、子どもの感情が豊かになる。
  11. 子どもから、赤ちゃんができる理由を質問されたときの答え方。
  12. 重大ニュースは、危険を予知する機会に変えろ!
  13. 朝食のバイキングで、家族全体が引き締まる。
  14. 普段は軽い調子でもいいが、しつけのときだけは厳しくなること。
  15. 親が真面目な表情で語りかけると、子どもも真面目に考える性格になる。
  16. 「物は大事に扱いなさい」という親。
    壊れにくい物を与えられる子。
    ここに重大な矛盾がある。
  17. 本当は、泣かない子より、泣ける子のほうが強い。
  18. 「黙って言うことを聞きなさい」より「黙ってないで、言いたいことを言いなさい」
  19. なぜ、子どもははしゃぐのか。
    大切な初心を忘れていませんか。
  20. 「うるさい」と言うだけでは、子どもの教育にはなっていない。
  21. 気分に流されず、子どものしつけに「一貫性」を持たせる。
  22. 一貫性を保てないときは、理由をつけてつじつまを合わせる。
  23. 信用される人間に育てる2つのポイント。
    「約束を守ること」と「嘘をつかないこと」。
  24. 「いい質問だね」という言葉は、質問を褒めると同時に、質問者も褒めている。
  25. 「どこがわからないの?」と尋ねれば、問題の突破口は見いだせる。
  26. 歩くペースを2分の1にすれば、発見は2倍に増える。
  27. 昆虫たちとの触れ合いは、生と死について考えさせられる機会になる。
  28. 物やサービスがあふれる都会がいいとは限らない。
    田舎には、都会にはない昆虫や大自然に囲まれる環境がある。
  29. 日記をつけると、なぜか子どものテストの結果がよくなる理由。
  30. 過去にあった出来事を思い出すことで、子どもは落ち着いた性格になる。

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