執筆者:水口貴博

子どもがすくすく育つ30の言葉

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「自分のことは自分でしなさい」

「自分のことは自分でしなさい」 | 子どもがすくすく育つ30の言葉

人の赤ちゃんほど、無力な生き物はいません。

一般的に哺乳類は、生まれたばかりでもすぐ歩けるようになります。

たとえば、生まれたばかりの馬の赤ちゃんは、生後10分もすれば歩けるようになります。

10カ月ではありません。

たった10分です。

哺乳類は、十分な発育ができてから生まれます。

一方、人の赤ちゃんに限っては例外です。

未熟のまま生まれます。

ほかの動物に比べて、高度な知性を持つ人の頭は、体に対する比率が大きいのが特徴です。

頭が産道を通れる大きさのうちに、出産することになります。

当然頭が小さい状態ですから、脳はとても未熟です。

歩くことは当然、目も見えず、何もできない状態です。

およそ6カ月からハイハイができるようになり、1歳になってようやく歩けるようになります。

生まれてしばらくは、親が保護したりサポートしたりする必要があります。

力もお金もない赤ちゃんにとって仕方ない時期です。

そんな赤ちゃんも2歳、3歳と成長するにつれて、できることが増えます。

自分で食事ができるようになります。

自分で洋服が着られるようになります。

お金の使い方を覚え、買い物ができるようになります。

自転車に乗れるようになる。

初めは単純なことしかできなくても、成長するにつれ、次第に複雑なことを素早くできるようになります。

子どもができるようになったら、もう親は手伝う必要はありません。

できますから、子どもにさせるようにすることが大切です。

「自分ができることは自分でする」という習慣を持たせることです。

これが自立の第一歩です。

親は、それを促しましょう。

「自分のことは自分でしなさい」という言葉をかけて「もう親は手伝いませんよ」と宣言します。

何も立派にできる必要はない。

できる範囲でやらせることです。

それは別に、子どもに対して冷たくしているわけではない。

むしろ逆です。

子どもへの愛の表現です。

できるかぎり自分のことは自分でさせ、強くたくましい子に育ってほしいという愛の表現です。

単純なことではありますが、重要なことです。

「自分のことは自分でする」

そうすることで、自立が促され、強くなるのです。

子どもがすくすく育つ言葉(9)
  • 自分のことは、自分でさせる。
「愛しているよ」

子どもがすくすく育つ30の言葉

  1. 「自分の好きな道を選びなさい」
  2. 「自分がされたら、どんな気持ちになる?」
  3. 「まず簡単なことから始めましょう」
  4. 「簡単だよ」
  5. 「よく頑張ったね。
    偉い!」
  6. 「後悔しない生き方をしなさい」
  7. 「(失敗したとき)いい経験をしたね」
  8. 「失敗してもいいから、全力を尽くしなさい」
  9. 「自分のことは自分でしなさい」
  10. 「愛しているよ」
  11. 「お父さんはすごいね」「お母さんはすごいね」
  12. 「いい子だね」
  13. 「人は人。
    自分は自分」
  14. 「あなたの話を聞かせて」
  15. 「それからどうなったの」
  16. 「自信がないときほど、胸を張りなさい」
  17. 子どもの名前をきちんと呼ぶ。
  18. 「将来は何がしたい?」
  19. 「よく我慢したね。
    偉い!」
  20. 「お礼を言われると、気持ちいいね」
  21. 「初めからうまくできる人はいない」
  22. 「たまには休憩もしなさい」
  23. 「もったいない」
  24. 「勉強するときは勉強する。
    遊ぶときは遊ぶ」
  25. 「楽しいね」「嬉しいね」「面白いね」
  26. 「なぜそんなことをするの」
  27. 「もう少しでうまくいくね」
  28. 「やればできる」
  29. 「はきはき話をしましょう」
  30. 「お誕生日、おめでとう」

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