執筆者:水口貴博

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

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親が真面目な表情で語りかけると、子どもも真面目に考える性格になる。

親が真面目な表情で語りかけると、子どもも真面目に考える性格になる。 | 「考える力」のある子どもに育てる30の方法

私は、昔からいろいろ考える習慣があります。

いつも考えてばかりで頭がパンクしそうなので、サイトを通じて考えてきたことを公開しています。

考える性格は頑張って身につけたものではなく、昔からいつの間にか自然と身についたものです。

HAPPY LIFESTYLEの話のネタなら、死ぬまでいくらでも出てきそうです。

いつからこういう性格になったのかと振り返ったとき、ふと、親からの影響に心当たりを感じました。

親からの影響を受けている部分が大きいのではないかと思います。

もちろんすべてが親の影響とは限りませんが、親譲りの部分はあると感じます。

私の親はどういう人かというと、真面目な顔をして話しかける人です。

父もそうです。

母もそうです。

子である私に話しかけるとき、真面目な顔になります。

特に父は日常会話でも、あまり冗談は言いません。

笑いながら話をしたり冗談を言ったりすることは、あまりありません。

私は長男なので、特にそういう傾向が強いのでしょう。

家族なのに、急に静かな雰囲気になります。

「貴博、高校を卒業したらどうするつもりだ」

「中学に入ったら、どんな部活に入るつもりだ」

「友人とはうまくやっているか」

「この前のテストの結果はどうだった」

会議室で話をしているような、厳粛な雰囲気があります。

それは私が社会人になった今でも変わりません。

「仕事の調子はどうだ」

「職場のみんなとうまくやっているか」

「実家には帰ってこないのか」

真面目な顔をして、いろいろ尋ねてきます。

親が笑いながら尋ねてくれば、おそらく私も笑いながら適当に言い返したでしょう。

しかし、親の表情には冗談がありません。

親が真面目な顔になって尋ねてくると、子どもは冗談が言えなくなります。

「真面目に心配している。だから真面目に考えて答えてほしい」

そういう印象がひしひし伝わってきます。

親が本気になって話しかけるため、親の質問に答えるときは、真剣に考えて答えていました。

昔からそういう人でした。

昔から続いていたので、その結果、私もいろいろ真剣に考える習慣がついていきました。

子どもに話しかけるときの「顔」は大切です。

子どもが真剣に考える習慣は、言って身につくものではありません。

親が真面目な姿勢を見せて、身につくものです。

見せると言っても、難しいことはありません。

両親は、真剣で真面目な顔をして話をすることで、子どもにも同じように真面目に考え、答えさせようとします。

もちろんたまにはジョークを交えてリラックスもいいですが、どこかでそういう本気さは必要です。

親が真面目な顔をして話しかけることで、子どもも考えるような性格へと変わるのです。

「考える力」のある子どもに育てる方法(15)
  • 真面目な話をするときは、真面目な顔で話しかける。
「物は大事に扱いなさい」という親。
壊れにくい物を与えられる子。
ここに重大な矛盾がある。

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

  1. すべての子どもは勉強したい気持ちがある。
  2. 「今知らなくてもいい」という言葉を、禁句にする。
  3. デパートほど、子どもに社会経験させる場所はない。
  4. 食品売り場は、あらゆる人が元気になれる場所。
  5. お使いとはいえ、いい勉強です。
    子どもの想像力を鍛える、いい機会になる。
  6. 大人と子どもとでは、見える景色が全然違う。
  7. 面倒見の悪い親のほうが、子どもはすくすく育つ?
  8. もたもたする時間は無駄ではない。
    手足の運動神経のトレーニングになっている。
  9. 子どもが理解できないニュース番組は、親がわかりやすく説明する。
  10. 生き物を飼うと、子どもの感情が豊かになる。
  11. 子どもから、赤ちゃんができる理由を質問されたときの答え方。
  12. 重大ニュースは、危険を予知する機会に変えろ!
  13. 朝食のバイキングで、家族全体が引き締まる。
  14. 普段は軽い調子でもいいが、しつけのときだけは厳しくなること。
  15. 親が真面目な表情で語りかけると、子どもも真面目に考える性格になる。
  16. 「物は大事に扱いなさい」という親。
    壊れにくい物を与えられる子。
    ここに重大な矛盾がある。
  17. 本当は、泣かない子より、泣ける子のほうが強い。
  18. 「黙って言うことを聞きなさい」より「黙ってないで、言いたいことを言いなさい」
  19. なぜ、子どもははしゃぐのか。
    大切な初心を忘れていませんか。
  20. 「うるさい」と言うだけでは、子どもの教育にはなっていない。
  21. 気分に流されず、子どものしつけに「一貫性」を持たせる。
  22. 一貫性を保てないときは、理由をつけてつじつまを合わせる。
  23. 信用される人間に育てる2つのポイント。
    「約束を守ること」と「嘘をつかないこと」。
  24. 「いい質問だね」という言葉は、質問を褒めると同時に、質問者も褒めている。
  25. 「どこがわからないの?」と尋ねれば、問題の突破口は見いだせる。
  26. 歩くペースを2分の1にすれば、発見は2倍に増える。
  27. 昆虫たちとの触れ合いは、生と死について考えさせられる機会になる。
  28. 物やサービスがあふれる都会がいいとは限らない。
    田舎には、都会にはない昆虫や大自然に囲まれる環境がある。
  29. 日記をつけると、なぜか子どものテストの結果がよくなる理由。
  30. 過去にあった出来事を思い出すことで、子どもは落ち着いた性格になる。

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