執筆者:水口貴博

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

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生き物を飼うと、子どもの感情が豊かになる。

生き物を飼うと、子どもの感情が豊かになる。 | 「考える力」のある子どもに育てる30の方法

実家では、ペットの雑種犬を1匹飼っています。

「1匹」というより「1人」と言ってもいいでしょう。

家族も同然です。

犬にも喜怒哀楽があります。

悲しいときにはくんくんと泣きますし、怒っているときはわんわんと吠えます。

喜んでいるときはしっぽを左右に大きく振って表現します。

何か恐れを感じたときは、全速力で逃げていきます。

ところによっては表現方法が少し人間とは違いますが、秘めたる感情は人間とまったく同じです。

私はペットに限らず、さまざまな動物たちに触れていると、ときおり驚かされることがあります。

「人間以上に感情をストレートに表現しているなあ」という点です。

人間の場合は、考えることが高度すぎるため、行動に裏がある場合があります。

先のことを考えたり、損得を考えたりできるのは、素晴らしい脳のおかげです。

しかし、その一方、なかなか素直な行動や感情表現がしにくいのも事実です。

動物にはそうしたことが一切ありません。

鮮明に感じている感情を混じり気なく、無邪気にありったけ表現します。

人間と接するのもいいですが、動物たちと接するのも素晴らしいなあと感じます。

子どもと動物とが触れる機会があると、こうした生き物からストレートな喜怒哀楽と接する機会が増えます。

喜怒哀楽に接する機会が増えることで、子どもにも喜怒哀楽などの感情が豊かになるでしょう。

動物アレルギーには気をつける必要がありますが、体質が許されるなら、ぜひ生き物を飼ってみるといいでしょう。

生き物と接することで、ストレートな感情に触れる機会ができます。

生と死を身近に感じることができ、命について考える機会になるのです。

「考える力」のある子どもに育てる方法(10)
  • 生き物を飼う。
子どもから、赤ちゃんができる理由を質問されたときの答え方。

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

  1. すべての子どもは勉強したい気持ちがある。
  2. 「今知らなくてもいい」という言葉を、禁句にする。
  3. デパートほど、子どもに社会経験させる場所はない。
  4. 食品売り場は、あらゆる人が元気になれる場所。
  5. お使いとはいえ、いい勉強です。
    子どもの想像力を鍛える、いい機会になる。
  6. 大人と子どもとでは、見える景色が全然違う。
  7. 面倒見の悪い親のほうが、子どもはすくすく育つ?
  8. もたもたする時間は無駄ではない。
    手足の運動神経のトレーニングになっている。
  9. 子どもが理解できないニュース番組は、親がわかりやすく説明する。
  10. 生き物を飼うと、子どもの感情が豊かになる。
  11. 子どもから、赤ちゃんができる理由を質問されたときの答え方。
  12. 重大ニュースは、危険を予知する機会に変えろ!
  13. 朝食のバイキングで、家族全体が引き締まる。
  14. 普段は軽い調子でもいいが、しつけのときだけは厳しくなること。
  15. 親が真面目な表情で語りかけると、子どもも真面目に考える性格になる。
  16. 「物は大事に扱いなさい」という親。
    壊れにくい物を与えられる子。
    ここに重大な矛盾がある。
  17. 本当は、泣かない子より、泣ける子のほうが強い。
  18. 「黙って言うことを聞きなさい」より「黙ってないで、言いたいことを言いなさい」
  19. なぜ、子どもははしゃぐのか。
    大切な初心を忘れていませんか。
  20. 「うるさい」と言うだけでは、子どもの教育にはなっていない。
  21. 気分に流されず、子どものしつけに「一貫性」を持たせる。
  22. 一貫性を保てないときは、理由をつけてつじつまを合わせる。
  23. 信用される人間に育てる2つのポイント。
    「約束を守ること」と「嘘をつかないこと」。
  24. 「いい質問だね」という言葉は、質問を褒めると同時に、質問者も褒めている。
  25. 「どこがわからないの?」と尋ねれば、問題の突破口は見いだせる。
  26. 歩くペースを2分の1にすれば、発見は2倍に増える。
  27. 昆虫たちとの触れ合いは、生と死について考えさせられる機会になる。
  28. 物やサービスがあふれる都会がいいとは限らない。
    田舎には、都会にはない昆虫や大自然に囲まれる環境がある。
  29. 日記をつけると、なぜか子どものテストの結果がよくなる理由。
  30. 過去にあった出来事を思い出すことで、子どもは落ち着いた性格になる。

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