執筆者:水口貴博

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

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歩くペースを2分の1にすれば、発見は2倍に増える。

歩くペースを2分の1にすれば、発見は2倍に増える。 | 「考える力」のある子どもに育てる30の方法

子どもと散歩をするときのペースは、どうなっていますか。

親が手を引っ張って、大人のペースで歩いていませんか。

歩くスピードが速いと、たくさんの風景を目にでき、多くの発見があるように思えます。

子どものためにもいいのではないかと思います。

大人にとっての普通のペースを、子どもはどう感じるでしょうか。

大人の普通のペースは、子どもにとって速すぎます。

見るもの聞くもの触るものなど、初めてのものが多いので、一つ一つを認知するのに時間がかかります。

散歩のペースを、もう少し、ゆっくりにしてみましょう。

10分で歩ける距離なら、15分かけて歩いてみましょう。

ゆっくり歩くので、移動距離は短くなります。

しかし、ゆっくり歩くほうが、多くの発見があることに気づきます。

大人でさえ、ゆっくり歩くと、たくさんのことに気づくことができるはずです。

時間の余裕が生まれることで、周りのさまざまな景色に注意を向ける余裕が生まれるからです。

道端に咲いている花に気づける。

青空を眺めながら歩くことができる。

空を飛んでいる鳥たちに気づく余裕が生まれる。

歩くペースを2分の1にすれば、歩ける距離は短くなりますが、発見は2倍に増えます。

歩くスピードがゆっくりになるほど、発見が多くなります。

一つ一つをゆっくり見て、深く感じ、自分のペースで物事を考える余裕が生まれます。

大人のペースで歩くのではなく、子どものペースで散歩をしましょう。

多くのことを発見して、子どもの成長に変えるのです。

「考える力」のある子どもに育てる方法(26)
  • 子どものペースに合わせ、ゆっくり歩く。
昆虫たちとの触れ合いは、生と死について考えさせられる機会になる。

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

  1. すべての子どもは勉強したい気持ちがある。
  2. 「今知らなくてもいい」という言葉を、禁句にする。
  3. デパートほど、子どもに社会経験させる場所はない。
  4. 食品売り場は、あらゆる人が元気になれる場所。
  5. お使いとはいえ、いい勉強です。
    子どもの想像力を鍛える、いい機会になる。
  6. 大人と子どもとでは、見える景色が全然違う。
  7. 面倒見の悪い親のほうが、子どもはすくすく育つ?
  8. もたもたする時間は無駄ではない。
    手足の運動神経のトレーニングになっている。
  9. 子どもが理解できないニュース番組は、親がわかりやすく説明する。
  10. 生き物を飼うと、子どもの感情が豊かになる。
  11. 子どもから、赤ちゃんができる理由を質問されたときの答え方。
  12. 重大ニュースは、危険を予知する機会に変えろ!
  13. 朝食のバイキングで、家族全体が引き締まる。
  14. 普段は軽い調子でもいいが、しつけのときだけは厳しくなること。
  15. 親が真面目な表情で語りかけると、子どもも真面目に考える性格になる。
  16. 「物は大事に扱いなさい」という親。
    壊れにくい物を与えられる子。
    ここに重大な矛盾がある。
  17. 本当は、泣かない子より、泣ける子のほうが強い。
  18. 「黙って言うことを聞きなさい」より「黙ってないで、言いたいことを言いなさい」
  19. なぜ、子どもははしゃぐのか。
    大切な初心を忘れていませんか。
  20. 「うるさい」と言うだけでは、子どもの教育にはなっていない。
  21. 気分に流されず、子どものしつけに「一貫性」を持たせる。
  22. 一貫性を保てないときは、理由をつけてつじつまを合わせる。
  23. 信用される人間に育てる2つのポイント。
    「約束を守ること」と「嘘をつかないこと」。
  24. 「いい質問だね」という言葉は、質問を褒めると同時に、質問者も褒めている。
  25. 「どこがわからないの?」と尋ねれば、問題の突破口は見いだせる。
  26. 歩くペースを2分の1にすれば、発見は2倍に増える。
  27. 昆虫たちとの触れ合いは、生と死について考えさせられる機会になる。
  28. 物やサービスがあふれる都会がいいとは限らない。
    田舎には、都会にはない昆虫や大自然に囲まれる環境がある。
  29. 日記をつけると、なぜか子どものテストの結果がよくなる理由。
  30. 過去にあった出来事を思い出すことで、子どもは落ち着いた性格になる。

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