子どもと散歩をするときのペースは、どうなっていますか。
親が手を引っ張って、大人のペースで歩いていませんか。
歩くスピードが速いと、たくさんの風景を目にでき、多くの発見があるように思えます。
子どものためにもいいのではないかと思います。
大人にとっての普通のペースを、子どもはどう感じるでしょうか。
大人の普通のペースは、子どもにとって速すぎます。
見るもの聞くもの触るものなど、初めてのものが多いので、一つ一つを認知するのに時間がかかります。
散歩のペースを、もう少し、ゆっくりにしてみましょう。
10分で歩ける距離なら、15分かけて歩いてみましょう。
ゆっくり歩くので、移動距離は短くなります。
しかし、ゆっくり歩くほうが、多くの発見があることに気づきます。
大人でさえ、ゆっくり歩くと、たくさんのことに気づくことができるはずです。
時間の余裕が生まれることで、周りのさまざまな景色に注意を向ける余裕が生まれるからです。
道端に咲いている花に気づける。
青空を眺めながら歩くことができる。
空を飛んでいる鳥たちに気づく余裕が生まれる。
歩くペースを2分の1にすれば、歩ける距離は短くなりますが、発見は2倍に増えます。
歩くスピードがゆっくりになるほど、発見が多くなります。
一つ一つをゆっくり見て、深く感じ、自分のペースで物事を考える余裕が生まれます。
大人のペースで歩くのではなく、子どものペースで散歩をしましょう。
多くのことを発見して、子どもの成長に変えるのです。