執筆者:水口貴博

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

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普段は軽い調子でもいいが、しつけのときだけは厳しくなること。

普段は軽い調子でもいいが、しつけのときだけは厳しくなること。 | 「考える力」のある子どもに育てる30の方法

しつけがうまい親は、優しい表情と厳しい表情の2面性を持っています。

優しい表情は、日常生活や普段の会話のときに見られる顔です。

優しい表情だからこそ話しかけやすく、会話も弾みやすくなります。

一方、厳しい表情は、しつけのときに見られます。

真面目な表情から真剣さが伝わってきます。

表情は、言葉に重みを与える効果を果たしています。

ときどき、子どもだから軽い調子で子どもをしつける親がいます。

もちろん単なる日常会話なら軽い調子でいいですが、子どもをしつけるときまで軽い調子ならどうでしょうか。

にたにたしていると、本気さが伝わりにくくなります。

言葉の説得力も小さくなり、親の言葉を軽く受け止めてしまう。

しつけのつもりで言っていることが、冗談に聞こえてしまいます。

そういう緩い親だと、子どもからなめられてしまい、きちんと言うことを聞かなくなります。

あなたはいかがでしょうか。

子どもにしつけようとするときの親としての態度やしぐさを振り返ってみましょう。

にたにた笑いながらではありませんか。

だらだらした言い方になっていませんか。

腰が曲がっていませんか。

きちんとしつけをしようとするなら、そのときくらいは厳しい表情が必要です。

親の言っていることが本気かどうかは、親の表情や声で感じ取ります。

笑わない。

背筋を伸ばす。

少し声を低くする。

低い声で語りかける。

熱意を持って本気で語りかける。

ポイントは「怖い表情」ではなく「真面目な表情」で語りかけることです。

そういう親の真面目な表情やしぐさから、子どもは「これは本気だ。本当に大切なことなんだな」と伝わってきます。

普段はだらだらで軽い調子でもいいですが、きちんとしつけるときだけは、厳しくなることです。

このメリハリをつけることが大切なのです。

「考える力」のある子どもに育てる方法(14)
  • 普段はだらだらしていても、しつけるときは、真面目に話しかける。
親が真面目な表情で語りかけると、子どもも真面目に考える性格になる。

「考える力」のある子どもに育てる30の方法

  1. すべての子どもは勉強したい気持ちがある。
  2. 「今知らなくてもいい」という言葉を、禁句にする。
  3. デパートほど、子どもに社会経験させる場所はない。
  4. 食品売り場は、あらゆる人が元気になれる場所。
  5. お使いとはいえ、いい勉強です。
    子どもの想像力を鍛える、いい機会になる。
  6. 大人と子どもとでは、見える景色が全然違う。
  7. 面倒見の悪い親のほうが、子どもはすくすく育つ?
  8. もたもたする時間は無駄ではない。
    手足の運動神経のトレーニングになっている。
  9. 子どもが理解できないニュース番組は、親がわかりやすく説明する。
  10. 生き物を飼うと、子どもの感情が豊かになる。
  11. 子どもから、赤ちゃんができる理由を質問されたときの答え方。
  12. 重大ニュースは、危険を予知する機会に変えろ!
  13. 朝食のバイキングで、家族全体が引き締まる。
  14. 普段は軽い調子でもいいが、しつけのときだけは厳しくなること。
  15. 親が真面目な表情で語りかけると、子どもも真面目に考える性格になる。
  16. 「物は大事に扱いなさい」という親。
    壊れにくい物を与えられる子。
    ここに重大な矛盾がある。
  17. 本当は、泣かない子より、泣ける子のほうが強い。
  18. 「黙って言うことを聞きなさい」より「黙ってないで、言いたいことを言いなさい」
  19. なぜ、子どもははしゃぐのか。
    大切な初心を忘れていませんか。
  20. 「うるさい」と言うだけでは、子どもの教育にはなっていない。
  21. 気分に流されず、子どものしつけに「一貫性」を持たせる。
  22. 一貫性を保てないときは、理由をつけてつじつまを合わせる。
  23. 信用される人間に育てる2つのポイント。
    「約束を守ること」と「嘘をつかないこと」。
  24. 「いい質問だね」という言葉は、質問を褒めると同時に、質問者も褒めている。
  25. 「どこがわからないの?」と尋ねれば、問題の突破口は見いだせる。
  26. 歩くペースを2分の1にすれば、発見は2倍に増える。
  27. 昆虫たちとの触れ合いは、生と死について考えさせられる機会になる。
  28. 物やサービスがあふれる都会がいいとは限らない。
    田舎には、都会にはない昆虫や大自然に囲まれる環境がある。
  29. 日記をつけると、なぜか子どものテストの結果がよくなる理由。
  30. 過去にあった出来事を思い出すことで、子どもは落ち着いた性格になる。

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