人付き合いが下手な人は、感謝の言葉をあまり言いません。
「ありがとうございます」を言う回数が少ない。
もちろん素直にお礼を言うときもありますが、全体的に少ない。
感謝の言葉が、1日10回未満です。
大きな好意や親切を受けたときは「ありがとうございます」とお礼を言います。
小さな好意や親切には「特別なことではない」とお礼を言いません。
お礼を言わないときがあるので、ときどき相手をがっかりさせます。
時には「偉そう」「非常識」「育ちが悪い」など、思わぬ誤解を招くこともあります。
感謝の言葉が少ないと、感謝の気持ちが伝わりにくいだけでなく、誤解をされることもあります。
「心で感謝しているから十分」と思うかもしれませんが、それは違います。
心で感謝をしていても、きちんと声に出して言うことが大切です。
以心伝心という言葉は、日常の一部に限った話であり、普段はきちんと言葉を発することが大切です。
感謝の言葉を声に出して言うから、しっかり相手に伝わります。
たとえお金を払う立場だとしても、サービスに対する感謝の表現として、お礼の一言は必要です。
人付き合いが上手な人は、感謝の言葉を1日10回以上言います。
大きな好意や親切なら「ありがとうございます」と感謝しますが、小さな好意や親切にも感謝します。
感謝の言葉を言う機会は、探せばたくさんあります。
たとえば、レストランに入って店員に席を案内されたときも「ありがとうございます」とお礼を言えます。
レジでお金を払って商品を受け取るときも「ありがとうございます」とお礼を言えます。
タクシーを利用して、降りるときも「ありがとうございます」とお礼を言えます。
日常の小さな点まで注意深く見れば「ありがとうございます」という機会は、山ほどあります。
感謝の言葉は、少ないより多いほうがいい。
人付き合いの基本の言葉ですから、言いすぎるくらいでちょうどいいのです。