執筆者:水口貴博

会話をもっと豊かにする30の方法

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いい話だから、メモをするのではない。メモをするから、いい話が聞ける。

いい話だから、メモをするのではない。メモをするから、いい話が聞ける。 | 会話をもっと豊かにする30の方法

人と話をしているとき、ふと、いい話を聞くことがあります。

仕事のコツや、人生の処世術などです。

「いい話を聞いたぞ。忘れないようにメモしよう」と思いますね。

その心がけは大切ですが、ちょっと待ってください。

大切な話を聞いたときだけメモ用紙を取り出す姿勢は、素晴らしいですが、理想ではありません。

話を聞く前からメモ用紙を取り出していれば、いい話がもっとたくさん聞けたかもしれないからです。

いい話ではなくても、メモとペンを持ちながら、話を聞いてほしいのです。

あなたが話をするとき、相手がメモしているとします。

相手は、あなたの話を一生懸命聞いて、理解しようとしている様子が伝わりますね。

人間心理として「メモを取ってくれるからには、いい話をしよう」と思うのではないでしょうか。

「惜しみなく伝えたい」という気持ちが強くなるでしょう。

価値ある話をしようという意識も強くなるはずです。

すると、価値ある話をする可能性が高くなります。

いい話だから、メモをするのではありません。

メモをするから、いい話が聞けるのです。

メモを取る習慣の人は、普段からいい話がたくさん聞けるでしょう。

普段からメモを取る習慣があるかないかで、人生に大きな違いが生まれます。

会話をもっと豊かにする方法(22)
  • 話をする前から、メモ用紙とペンを取り出す。
「楽しい話をしなければいけない」と考える必要はない。
よい印象は、平凡な会話で十分伝わる。

会話をもっと豊かにする30の方法

  1. 会話全体の雰囲気を決めるのは、第一声。
  2. 相手の自慢話に不快になるようでは、器が小さい。
  3. 得をする話だけ反応する自分になっていないか。
  4. 役立たない話にほほえむ人の周りに、人が集まる。
  5. 「おすすめはありますか」という一言が、あなたの生活を豊かにする。
  6. 環境の変化が伴う相談は、反対されるのが定番。
  7. 会話がうまくなるコツは、相手の立場を考えること。
  8. 会話は「半分伝わればいい」と考える。
  9. きちんと相手の目を見ながら「ありがとう」を言っていますか。
  10. 用事があるときだけ話しかける姿勢は、実は危険。
  11. 営業の電話に引っかかる本当の原因は、見栄。
  12. あらゆる会話の中で最も重要なキーワードは、相手の名前。
  13. わかっている話をされても「わかっている」と言わない。
  14. 「私は運が悪い」と考えるから、運が悪くなる。
  15. お礼を言い忘れたら、追いかけても、言う。
  16. 友人の髪型が急に変わっていたとき、どう声をかけるか。
  17. 弱点を突かれたら、にっこりするのがマナー。
  18. 言葉とは、包丁のようなもの。
    喜ばせることもできるが、傷つけることもできる。
  19. 「言いすぎた」と考えられる人は、必ず言葉遣いがうまくなる。
  20. 話の先が予想できても、話を遮らない。
  21. 「縁を感じますね」と言っていますか。
  22. いい話だから、メモをするのではない。
    メモをするから、いい話が聞ける。
  23. 「楽しい話をしなければいけない」と考える必要はない。
    よい印象は、平凡な会話で十分伝わる。
  24. いらいらしているときは、無理に会話をしない。
  25. 「お忙しいところ失礼します」は、話しかけるときの決まり文句。
  26. 「今日は何の日」と聞かれたときの返事。
  27. 楽しませてもらうより、楽しませるほうが、楽しい。
  28. デリケートな話題で返事に困ったとき。
  29. 価値観の違う人がいないと、見識は広くならない。
  30. 「嫌いな人」を「苦手な人」と言い換えるだけで、人間関係はよくなる。

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