ゲームをプレイしているとき、安易にリセットボタンを押す人がいます。
ちょっとでも気に入らないゲーム展開になったら、すぐリセットボタンに手が伸びます。
「ああ、もう嫌だ。最初からやり直し!」
プレイを始めたと思えば、すぐまたリセットボタンを押します。
反射的にリセットボタンを押す人も少なからずいるようです。
たしかにリセットボタンを押せば、最初からやり直しができるので便利でしょう。
ボタンひとつで、ごちゃごちゃしていたことがすっきりします
ゼロからやり直せるので、これほど楽なことはありません。
しかし、安易にリセットボタンを押していると、思わぬ落とし穴が待ち受けています。
諦め癖がついてしまうのです。
日頃からゲームでリセットを繰り返していると、そういうパターンが身についてしまい、癖になります。
メンタルの低下を招き、弱い心になっていく。
少しでも気に入らないことがあれば「もうどうにでもなれ!」と自暴自棄になってしまう。
知らず知らずのうちに、諦め癖がついてしまうのです。
リセットボタンを押すのは簡単です。
簡単ですが、安易に押すのは要注意です。
粘り強くやり抜く力が衰え、ここ一番の踏ん張りが利かなくなり、人生に悪影響を及ぼしてしまいます。
リセットボタンは、打つ手がなくなったときの選択肢です。
やるべきことをすべてやり尽くし「これ以上は無理だ」「完全に行き詰まった」という状況になって初めて押します。
リセットボタンを押す癖がついているなら、今日から改めるのが賢明です。
リセットボタンを押す前に、もう一度よく考えてみてください。
「まだ何かできることはないか」と自問して、あらゆる可能性を探ってみましょう。
大変なことであっても、それを乗り越えることに価値があります。
面倒なことや難しいことは、見方を変えれば、自分を成長させるチャンスです。