「日本の未来は暗い」と嘆く人がいます。
テレビをオンにすると、暗いニュースが次から次へ飛び込んできます。
少子高齢化、年金問題、経済の悪化、環境問題など、メディアは不安を誘うニュースのオンパレード。
たしかに日本の未来には、一定の不安要素があるのは事実です。
日本の技術の海外流出、あるいは企業の海外進出によって「産業の空洞化」が加速しています。
どんどん人口が減少していき、国力の低下が進んでいます。
未婚率の上昇や出生率の低下によって、少子化がさらに加速するのは間違いありません。
少子高齢化の影響で、将来もらえる年金は今より少なくなることが予想されています。
暗いニュースばかり見ていると、日本の未来が暗く感じてしまうのも当然です。
あたかも日本という国が沈没しているような錯覚を覚えるのです。
しかし「日本の未来は暗い」と言う人ばかりではありません。
世の中には「日本の未来は明るい」と言う人がいます。
なぜそう言えるのか。
暗いニュースより明るいニュースに目を向けているからです。
「日本の未来は明るい」と言う人は、ニュースのチェックに工夫があります。
暗いニュースは最低限のチェックだけにして、明るいニュースを集中的にチェックしています。
日本の未来は暗いことばかりかというと、そうではありません。
新しい技術の誕生や発展があるでしょう。
多様性の受容がどんどん広がっているでしょう。
ますます医療が進歩していき、健康寿命が延びていくでしょう。
通信技術が発達して、今より働きやすい環境が広まっていくでしょう。
若手が活躍するニュースに目を向けることも大切です。
マイナス要素だけの状況はありません。
世間のニュースには、暗いものもあれば、明るいものもあります。
「日本の未来は明るい」と言う人は、日頃から明るいニュースを集中的に見ているため、前向きな発言となるのです。
もちろん暗いニュースとはいえ、完全無視というわけにもいきません。
私たちの生活に直結している情報もあるので、必要な情報はキャッチしていく必要があるでしょう。
ただし、暗いニュースのチェックは最小限にとどめ、明るいニュースを重点的にチェックしてください。
大切なことは「どちらに重点を置くか」です。
子育てや人間関係にも言えることですが、ネガティブよりポジティブに目を向けることが大切です。
暗いニュースより明るいニュースをチェックしてください。
「意識的な取捨選択」が必要です。
暗いニュースのチェックは最低限にして、それ以上に明るいニュースをチェックしましょう。
そうすれば「大変なこともあるが、それ以上に素晴らしいことがある」と思えます。
おのずと「日本の未来は明るい」という発言になるのです。