「私は絶対正しい」と思っている人がいます。
特に博識な人や高学歴の人によく見られます。
一生懸命勉強して、自分の知識に自信を持っているのでしょう。
たしかに知識は武器です。
知識があれば、頭の中の世界も広がって物事の物事の見通しもよくなります。
トラブルを未然に防止できたり、仕事をスムーズに進めることができたり、自分に見合った賢い選択ができるようになったりします。
自分の知識に自信を持っていれば、私は正しいと思うのも無理はありません。
しかし「私は絶対正しい」と思って生きていると、思わぬ落とし穴が待ち受けています。
自分の考えが正しいと思えば思うほど、そうでない考えを排除することになります。
自分の考えに固執することになるため、新しい価値観を吸収しにくくなり、成長スピードが鈍化します。
また、間違っている話を聞くたびにストレスを感じます。
間違ったことを言っている人がいると「それは違う!」と思うため、いらいらすることが増えてしまいます。
「あなたは間違っている」と、人を裁くことが増えてしまい、なかなか穏やかではいられません。
人付き合いがぎくしゃくして、いずれ衝突することが増えてしまいます。
「私は絶対正しい」という正義感が、時に怒りや暴力につながる可能性もゼロではありません。
狭い世界で生きることになり、結果として、生きづらい人生へとつながっていくのです。
心の声に耳を傾けてみてください。
「私は絶対正しい」と思うことがあれば、今すぐ改めることです。
自分の知識に自信があっても、人の話に耳を傾け、新しい価値観を吸収する姿勢が欠かせません。
自分の知識に自信を持つのはいいのですが、快適な人生を送りたいなら「私は絶対正しい」と思うのはやめておくのが賢明です。
この世に絶対正しいことは存在しません。
「私は絶対正しい」と考えを捨てれば、感情を刺激されることがぐっと減り、余計なストレスから解放されます。
心の安定が高まることで性格も穏やかになっていき、笑顔も増えるのです。