学校では、歴史人物の家系図を暗記しなければいけない場面があります。
歴史の試験で問われることがあるので、覚えなければいけません。
歴史の試験で良い点をとるために、ざっくりとした家系図を覚える必要があり、苦労させられたことがあるでしょう。
その一方で、実家の家系図となるとどうでしょうか。
もちろん実家のことなので、祖父母までの3親等以内であれば、すでに頭に入っているでしょう。
しかし、家系図はそこで終わりではありません。
ここでチャレンジしたいのは「6親等」です。
6親等までの家系図は広範囲に及びます。
日本の民法上、親族は「6親等内の血族」「配偶者」「3親等内の姻族」と定められています。(民法725条)
つまり、親族は、最大6親等まで範囲が及ぶことになります。
6親等の人は遠縁の人に思われがちですが、法律上では親族ですからきちんと頭に入れておくことが大切です。
いま一度、実家の家系図をしっかり頭に入れておきましょう。
自分の血族を理解することになります。
大きな紙に家系図を書いてみれば、すっきりして見やすくなります。
めったに会わない人もいるでしょう。
なかには一度も会ったことのない人もいるかもしれませんが、だからといって自分に無関係な人ではありません。
先に述べたとおり、日本の民法上、6親等までは遠縁ながらも血族です。
これは、歴史人物の家系図を勉強するより重要なことです。
歴史人物の家系図は自分に関係しませんが、実家の家系図は自分に関係します。
家系図を、メモを見ずに記憶だけで書けるようになっておくと理想的です。
漢字で書ければパーフェクトです。
家系図をかけるようになれば、親族関係の整理がつくだけでなく、親族に対する意識も高まるでしょう。
実家の家系図は自分に関係していることなので、頭に入れておいて損はないのです。