「遊んでばかりいないで勉強しなさい!」
子どものころは、勉強せずに遊んでばかりいると必ず親の怒鳴り声が飛んでくるものです。
たしかに勉強は大切ですが、勉強がすべてと思っている親のもとでは驚くべきことに才能をなかなか磨くことはできません。
いまや大リーグで活躍しているイチロー選手の才能発揮に関しては、陰でお父さんの存在が影響しています。
お父さんは、イチロー選手が野球に明け暮れている毎日でも、やるべき勉強さえできていれば止めようとしなかったそうです。
野球をしているときの彼の姿はとても生き生きして、止められないほどのオーラが出ていたというのです。
最低限の勉強をしっかりしていれば、お父さんはイチロー選手をとことん野球漬けにしてあげる寛大な心を持っていたのです。
もしここで「遊んでばかりいないで勉強しなさい!」という言葉が飛んでいれば、今のイチロー選手の姿はなかったはずです。
遊んでいることに否定的な親のもとでは、才能を磨くことはできないのです。
歴史上の偉人たちの親は、どの親も遊びに対して寛大であり、理解がありました。
好きなことをやっているときこそ、個性が発揮され、能力が伸びると知っていたからです。
エジソンは小学校を3カ月で退学してしまうという学歴しかありません。
退学を許した親に驚きです。
学校を退学してしまったエジソンは、どこで勉強したかというと、家で勉強したのです。
最低限の勉強は親が先生になり、教えたのです。
発明ばかりに明け暮れるエジソンに対しても決して止めようとせず「好きなだけやらせる」というスタイルを貫いていました。
才能が開花されたのです。
勉強ばかりをやらせる親のもとでは、あり得ないことです。
好きなことを好きなだけやることがだらしないことだと思っている親は、子の才能をつぶしている親です。
本当に子の才能を発揮させたければ、好きなことを好きなだけやらせるのです。
好きなことを好きなだけやらせたときに、才能は発揮されるのです。