執筆者:水口貴博

才能を磨く30の方法

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才能は、量の勝負でしかない。

才能は、量の勝負でしかない。 | 才能を磨く30の方法

才能の開花には、量で勝負するのが一番です。

世間では、2つの言葉が飛び交っています。

「量が大切」と「質が大切」です。

どちらも大切に聞こえます。

最終的に才能として大切なことは「質」になります。

しかし、考えてみると当然のことですが、最初から高い質を得ている人はいません。

最初は質が低く、うまくやることさえままなりません。

高い質を持っている人は、過去に圧倒的な量をこなしたという経緯があります。

職人にも、スポーツ選手にも、芸術家にも言えることです。

たくさんの量をこなして経験を積んだからこそ、初めて得られる感覚があります。

「慣れ」といったものです。

慣れこそが、質へと変わるのです。

質の正体は、慣れです。

慣れの正体は、圧倒的な量というわけです。

「質を得たい」「才能を開花させたい」と願うなら、質へ真っ先に飛びつくのではなく、量をこなそうと考えればいいのです。

たくさんの量をこなしていれば、必ず「慣れ」が出てきて、いつの間にか質へと変わります。

量は慣れへと転化し、慣れは質へと転化していくのです。

オリンピックの金メダリストのほとんどは、早い幼少時期から経験を始めています。

一番早い時期から始め、一番量をこなした人が、表彰台に上がっているのです。

早い時期から始めたので必然的に練習量が増え、当然のごとくほかの人より早く慣れ、質を圧倒させていったのです。

勉強も同じく早い時期から始めていると、頭が勉強に慣れてくるようになり、うまく考えることができるようになります。

「飲み込みが早い」という言葉を聞いたことはありませんか。

これは頭がえている人によく使われる言葉です。

初めから頭がよくて飲み込みがいいのではありません。

たくさんの勉強をした経験から、頭の中に入っている情報の1つに当てはめて考えているため、飲み込みが早いだけです。

知識の多い人は、いろいろな物事に関連づけて覚えられるため、飲み込みも早くなります。

「飲み込みが早い」の正体も、たくさんの勉強量をこなした結果にすぎません。

世の中にあるほとんどすべての「質」は、その手前に圧倒的な「量」が存在しています。

質のためにあれやこれやとつべこべ考えず、ばか正直にただ量をこなしていけばいいのです。

常に量を土台にすれば、いつの間にか後から質がついてくるのです。

才能を磨く方法(12)
  • 質の前に、量をこなす。
自分らしくやることが、一番能力を発揮できる。

才能を磨く30の方法

  1. 恵まれた環境は、才能を開かせる土台である。
  2. 環境は、自分で選択し、作り出していくことができる。
  3. 一番お金をかけるべきは、環境という基盤。
  4. 孤独も、大切な環境。
  5. 本ほど、自由度の高い先生はいない。
  6. アリでもない。
    キリギリスでもない。
    アリギリスになれた人が才能を発揮できる。
  7. 蓄積されたノウハウで、お金を回収できるようになる。
  8. 遊んでいることに否定的な親のもとでは、才能は発揮できない。
  9. 親の援助に頼らないと、勉強する大金は手に入れられない。
  10. お金の使い方がキーポイント。
    使い方しだいで、将来の姿が決まってしまう。
  11. 早い時期の失敗は、痛みが小さくて済む。
  12. 才能は、量の勝負でしかない。
  13. 自分らしくやることが、一番能力を発揮できる。
  14. 人目、体裁、見栄を考えると、本当の力を発揮できなくなる。
  15. 自分の才能に、3年くらい捨ててしまおう。
  16. 我慢とは、精神的苦痛のこと。
    何の蓄積にもならない。
  17. 素晴らしい手本となるような尊敬できる人物に出会う。
  18. 有名人の共通点は「一点豪華主義者」であるということ。
  19. 小さなリスクなら、迷わずやればいい。
  20. 夢を叶えるという欲求には、前提条件をクリアする必要がある。
  21. 本当の実力は、楽しんで身につけるもの。
  22. 小さく始めて、後から大きく。
  23. 夢を書いた紙を壁に貼る。
  24. できないことも、立派な結果の1つ。
  25. 諦めるから、夢が終わってしまう。
  26. 子どもの成長は、親からどのような教育を受けるかに大きくかかっている。
  27. 氷山の一角を出すために、大量の無駄を経験する。
  28. 努力は才能ではない。
    好きなことをやっていれば、自然と身につく。
  29. お金のためにやっている人は、失敗する。
  30. 才能の最終体系は、人の役に立てること。

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