習慣によって得られる影響には大きなものがあります。
無意識に体が動いてしまう習慣には、本人は気づいておらず、努力もしていないのに同じ動作を繰り返してしまいます。
そんな習慣は、できるだけ素晴らしいものであってほしいものです。
食生活の偏りによる病「生活習慣病」という病気があります。
甘いものばかり食べ、運動不足。
そのうえ、肉類ばかりを食べ、野菜を避けてしまう習慣。
このように食や生活に大きな偏りがある習慣によって引き起こされる病気です。
私の祖母も(父方の母)、糖尿病でした。
私が小さいころからよく甘いものを食べていて、チョコレートやお菓子が大好きでした。
よく甘いものばかり食べていましたから、一緒にいる私もつられて、よく甘いものを食べていたものです。
祖母が糖尿病になってから、習慣の影響力を痛感しました。
習慣をどんなものにしておくかで、人生の行方まで変えてしまう小さいながらも大きな影響力を持った癖なのです。
習慣の組み合わせは、重要です。
なかなか習慣付けようとしても長期間にわたる習慣はなかなか身につくものではありません。
しかし、ここに誰でも簡単に始められる夢を実現できる習慣があります。
「夢を書いた紙を壁に貼る」ということです。
なぜこれが習慣の1つになるのかというと、朝起きて壁を見れば目標が書かれた紙を眺める習慣が身につくからです。
自分の部屋の壁は、見てしまいます。
起きたときや寝るときなど部屋に入るたびに、目に飛び込んできて、避けることはできません。
努力を必要とせず、かつ習慣的であり効果の大きな方法です。
どんなに怠けものの人間でも、これなら習慣にできます。
紙に自分の目標や夢を書くだけなら、子どもでも簡単にできてしまいます。
特別に難しいことでも何でもありません。
毎朝起きて目に飛び込んできて、家に帰ったときにも目に飛び込んできます。
れっきとした習慣になってしまう、とっておきの方法なのです。
私ももちろん、この習慣を大活用しています。
自分が得た教訓や気をつけないといけないことは紙に書いて壁に貼っています。
最近壁に貼っている教訓としては「お金がかからず効果の大きいことをしよう」があります。
以前私は、大金を使ったにもかかわらず効果の小さいことを経験しました。
その一方でお金はほとんど必要ないにもかかわらず効果の大きいことを経験したことがありました。
「お金の量に比例して、効果が得られるわけではないのだな」と強く実感し、忘れないうちに書きとめた教訓の1つです。
ほかにも生活上、ふと思いついたことや気づいたことは紙に書いて、壁に貼るようにしています。
「買い物リスト」から「1日のToDoリスト」など、頭の中にため込まず、紙に書き出しては壁に貼るようにしています。
実際そうするようになってから、極端に私は物忘れが減りました。
紙に書いているので私が覚える必要がなく、個人の記憶力はまったく関係ありません。
壁に貼っているため、毎日視界に入ります。
うっかり忘れることがないため習慣になるのです。