実力をつけるためには、基本に沿ってやることです。
基本を忘れていては、できることもできなくなります。
そんな大切な基本の1つに「小さく始めて、後から大きく」ということが挙げられます。
いきなり始めから大きなことをどんとしてしまうと、挫折する可能性が高くなります。
筋力を鍛えるときに、20キロものバーベルをいきなりもって鍛えると、すぐ体を痛めてしまいます。
大きなバーベルのほうが早く鍛えられそうな気がしますが、逆に体を壊してしまうのです。
まずは、たった3キロのバーベルでもいいため、小さくて軽いものからやって確実に力をつけていくことが基本です。
確実に筋肉が付いてから、次にもう少し重たいバーベルに手をつけ、だんだん負荷を大きくしていくのです。
この方法は、筋肉を鍛えるだけの話だけではなく、学力や実力、能力といった「力」が付くことにはすべて当てはまります。
学力でも、小学生1年生に微分積分を教えてもちんぷんかんぷんです。
数学の前には算数をやる必要があり、まずは足し算引き算ができてから、掛け算割り算という「正しい順番」があるのです。
始めは小さく、後から大きくしていきましょう。
この順番を間違えないだけで、確実に力をつけていくことができるのです。