執筆者:水口貴博

才能を磨く30の方法

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アリでもない。キリギリスでもない。アリギリスになれた人が才能を発揮できる。

アリでもない。キリギリスでもない。アリギリスになれた人が才能を発揮できる。 | 才能を磨く30の方法

童話『アリとキリギリス』というお話は、現代の社会人には学ぶ点の多いお話です。

今までの日本人はアリのように遊ぶことなく、一生懸命に働き続けるという生き方が尊敬されていました。

朝早くから夜遅くまで仕事を続ける人が「すごい!」と絶賛される時代でした。

しかし、もはや、この生き方には限界がくるようになりました。

仕事ばかりでは人間ですからストレスがたまり、やがて燃え尽きてしまう日が来てしまいます。

そのため最近ではストレスに悩む人が増え、鬱になる人が多くなりました。

アリの生き方が最もよいわけではなく、限界があるのです。

『アリとキリギリス』のお話では、キリギリスの生き方も出てきます。

働くことはせず、一生遊び続けて死んでいくという生き方です。

しかし、遊んでばかりだから寒い冬を乗り越えられず、食べるものにも困ってしまいます。

始めはよくても、後が大変になる生き方です。

『アリとキリギリス』のどちらの生き方がよいのかというと、本当のところ、どちらの生き方にも限界があるわけです。

では、どんな生き方をすればいいのでしょうか。

これからの時代は、アリとキリギリスが一緒になった「アリギリス」的な生き方が求められます。

一生懸命働き、一生懸命遊ぶという生き方です。

これが、これからの新しい時代の生き方になります。

アリギリスとは、仕事をするときは一生懸命にして、終われば次は一生懸命遊ぶという生き方です。

このようにオンとオフをしっかり区別していることで、気持ちの整理がつくようになります。

しかし、せっかくですから、もう1つレベルの高い生き方を紹介しましょう。

それは「仕事が遊びであり、遊びが仕事である」という生き方です。

これが「真のアリギリス」という生き方です。

自分の好きなことややりたいことをしていると、遊んでいるような感覚になります。

充実した時間を送ることができ、ストレスがたまるどころか発散させることができます。

その遊びを仕事にしてしまえばいいのです。

自分の才能や特技を生かし、遊びながらにして仕事をこなしてしまうのです。

仕事と遊びの融合です。

こうなれば、仕事をするのが楽しくなり、遊んでいる感覚なので楽しく、長続きします。

本当に才能を発揮したければ、仕事と遊びを区別するより、仕事と遊びを一緒にしてしまえばいいのです。

そうすることで1日中自分のやりたいことに打ち込むことができ、この上ない充実感を得られることができます。

私を例にお話しします。

私は仕事でコンピューター関係の仕事をしていますが、これは私にとってサイトを作るために必要な知識や知恵を学ぶ場です。

そこで得たことを次のサイト作成や本の執筆に生かします。

自分には仕事が遊びの一部になり、遊ぶために仕事をしているような感じになっています。

仕事は私には欠かせません。

仕事をしていても遊びの延長のような気がします。

遊びをしていても仕事の延長をしているような感じです。

仕事と遊びが1つになっているのです。

仕事と遊びの融合が、これからの新しい時代の生き方となるのです。

才能を磨く方法(6)
  • 仕事と遊びを融合させる。
蓄積されたノウハウで、お金を回収できるようになる。

才能を磨く30の方法

  1. 恵まれた環境は、才能を開かせる土台である。
  2. 環境は、自分で選択し、作り出していくことができる。
  3. 一番お金をかけるべきは、環境という基盤。
  4. 孤独も、大切な環境。
  5. 本ほど、自由度の高い先生はいない。
  6. アリでもない。
    キリギリスでもない。
    アリギリスになれた人が才能を発揮できる。
  7. 蓄積されたノウハウで、お金を回収できるようになる。
  8. 遊んでいることに否定的な親のもとでは、才能は発揮できない。
  9. 親の援助に頼らないと、勉強する大金は手に入れられない。
  10. お金の使い方がキーポイント。
    使い方しだいで、将来の姿が決まってしまう。
  11. 早い時期の失敗は、痛みが小さくて済む。
  12. 才能は、量の勝負でしかない。
  13. 自分らしくやることが、一番能力を発揮できる。
  14. 人目、体裁、見栄を考えると、本当の力を発揮できなくなる。
  15. 自分の才能に、3年くらい捨ててしまおう。
  16. 我慢とは、精神的苦痛のこと。
    何の蓄積にもならない。
  17. 素晴らしい手本となるような尊敬できる人物に出会う。
  18. 有名人の共通点は「一点豪華主義者」であるということ。
  19. 小さなリスクなら、迷わずやればいい。
  20. 夢を叶えるという欲求には、前提条件をクリアする必要がある。
  21. 本当の実力は、楽しんで身につけるもの。
  22. 小さく始めて、後から大きく。
  23. 夢を書いた紙を壁に貼る。
  24. できないことも、立派な結果の1つ。
  25. 諦めるから、夢が終わってしまう。
  26. 子どもの成長は、親からどのような教育を受けるかに大きくかかっている。
  27. 氷山の一角を出すために、大量の無駄を経験する。
  28. 努力は才能ではない。
    好きなことをやっていれば、自然と身につく。
  29. お金のためにやっている人は、失敗する。
  30. 才能の最終体系は、人の役に立てること。

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