才能には「見つける過程」と「磨く過程」「生かす過程」の3つがあります。
前回の「自分の隠れた才能を見つけるコツ!」に続き、今回は「才能を磨くコツ!」というテーマで紹介します。
実際に自分のやりたいことを見つけ、それをどう大きくさせていくかということです。
才能は、花に例えると大変にわかりやすくて、イメージが湧きやすくなります。
まずタネを見つけ、土の中に埋めて、水を根気よくやり続け、初めて芽を出します。
芽を出してからも、日光の当たるところへ花を置き、水を適度にやり続けて、そうしてようやく花が開くのです。
もしあなたが花を育てたことが一度でもあれば、この流れのイメージは湧きやすいことでしょう。
花がきれいに咲くためには、まずは水より、しっかりした土が必要です。
もちろん水も大切ですが、そもそも土がないと、茎を伸ばしたくても伸ばせません。
まずは最初に土があって、次に水の順番になります。
土というのは、現実の世界で言えば「環境」です。
才能を育てる重要なことは、いかに恵まれた環境に身を置くかです。
何もない貧しい環境では、土の中に栄養分がないことと同じように、花も育ちにくくなります。
本当に良い土とは、栄養分が豊富に存在します。
ただ土があればいいわけではなく、いかに栄養分が含まれ、水を吸収しやすい土であるかがポイントです。
いかに良い人に恵まれて、良い学校に良い本に恵まれるか、1人の時間や、集中できる場所に恵まれるかなどが重要です。
せっかくやりたいことを見つけても、それを育てる土壌がなければ台無しなのです。
才能を開花させるためには、環境という要素はまずなにより前提となると考えましょう。
どうしても無視はできない、一番重要なポイントです。
たとえば大学へ進学するときには、どのような大学に行こうか迷うことがあります。
私も大学選びには、とても迷いました。
やりたいことを実現するために、適した学部があるか、どんな先生がいるのか、どのくらいの規模の学校なのかと、迷いました。
あなたも大学進学ではとても迷ったのではないでしょうか。
それは自分で無意識に「環境は大切である」ということに、うすうす気づいているからです。
環境によっては、自分の能力をさらに伸ばし発揮できる場所であったりします。
教え方のうまい先生に出会えると、上達は飛躍的です。
競争できるライバルができれば、良い刺激になり、勉強もやる気が出ます。
生徒たちの質も上がれば、自分も同じくして質が向上します。
広い教室や緑の多いキャンパスなら、伸び伸びと勉強ができるというものです。
環境は常に、能力発揮の土台になるのです。
この土台がしっかりしていなければ、せっかくのあなたの人生も台無しです。
いくらやる気があっても、先生の教え方が悪かったり、授業内容が乏しかったりすると、自分の能力も十分に発揮できません。
しっかり大きな花が健全に育つためには、しっかりした土壌が必要です。
自分の才能を大きく開花させるためには恵まれた環境という「基盤(インフラ)」が必要なのです。
ピラミッドでいう底辺にあたり、大きく生活を占める部分です。
ここでしっかり固めておかないと大きなピラミッドが作れないのです。
あなたの才能も、しっかりした基盤(環境、インフラ)があれば、それだけ大きなピラミッドを作れるのです。