執筆者:水口貴博

才能を磨く30の方法

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人目、体裁、見栄を考えると、本当の力を発揮できなくなる。

人目、体裁、見栄を考えると、本当の力を発揮できなくなる。 | 才能を磨く30の方法

欲の塊である人間は、行動するときには人からどう見られるかをつい考えます。

「かっこよく思われるか」

「尊敬されるか」

「褒められるべきことか」

「正しい行為か」

「おかしくないか」

自分のことですから自分を基準にしてやればいいものを、人目を一生懸命に気にしてしまっているのです。

周りの目を気にしてしまうことは「制限」であり「脱線」を意味します。

周りを気にしながらの状態では、やりたいことをやるための「制限」となり、力を100パーセント発揮できなくなります。

他人から、なんと言われようがそれを貫いたときに、初めて大きなことを達成できます。

空中飛行を世界で初めて実現させたライト兄弟は、飛行機の生みの親とされています。

世界で始めて作ったのですから当時は大変、注目されたと思われがちですが、成功した後のことです。

成功する前のことは、伝記には書かれておらず省かれているのですが、当時は変人扱いされていました。

まだ飛行機がなかった時代です。

「空を飛ぶ乗り物などできるわけがない」とライト兄弟の考えを笑っていたのです。

「空を飛ぶものを作るなど、悪魔でも作り出すつもりか」という非難もありました。

協力者も少なく、周りから「おかしなことを考えるんじゃない」とひどいことを言われていたのです。

それでもライト兄弟は「必ず作る!」という一心で周りの人の言葉を気にせず飛行機作りに打ち込みました。

貫いたわけです。

やがてその成果が報われ、実際に空中飛行をする飛行機を作り上げてしまいます。

周りの人の言葉を本当に信じていれば、モチベーションは下がり、自信が持てなくなります。

大きなことを成し遂げようとすればするほど、周りからひどい言葉を浴びせられることになります。

しかし、それは、今までにない新しくて大きなことを実現させようとしているからこそ飛んでくる言葉なのです。

行っていることが壮大であることには変わりないのです。

周りを信じるのではありません。

自分を信じるのです。

自分の行っていることを信じ、空に浮かぶ曇り空のように、貫いたときに明るい光があるのです。

才能を磨く方法(14)
  • 自分の行っていることを信じ、貫く。
自分の才能に、3年くらい捨ててしまおう。

才能を磨く30の方法

  1. 恵まれた環境は、才能を開かせる土台である。
  2. 環境は、自分で選択し、作り出していくことができる。
  3. 一番お金をかけるべきは、環境という基盤。
  4. 孤独も、大切な環境。
  5. 本ほど、自由度の高い先生はいない。
  6. アリでもない。
    キリギリスでもない。
    アリギリスになれた人が才能を発揮できる。
  7. 蓄積されたノウハウで、お金を回収できるようになる。
  8. 遊んでいることに否定的な親のもとでは、才能は発揮できない。
  9. 親の援助に頼らないと、勉強する大金は手に入れられない。
  10. お金の使い方がキーポイント。
    使い方しだいで、将来の姿が決まってしまう。
  11. 早い時期の失敗は、痛みが小さくて済む。
  12. 才能は、量の勝負でしかない。
  13. 自分らしくやることが、一番能力を発揮できる。
  14. 人目、体裁、見栄を考えると、本当の力を発揮できなくなる。
  15. 自分の才能に、3年くらい捨ててしまおう。
  16. 我慢とは、精神的苦痛のこと。
    何の蓄積にもならない。
  17. 素晴らしい手本となるような尊敬できる人物に出会う。
  18. 有名人の共通点は「一点豪華主義者」であるということ。
  19. 小さなリスクなら、迷わずやればいい。
  20. 夢を叶えるという欲求には、前提条件をクリアする必要がある。
  21. 本当の実力は、楽しんで身につけるもの。
  22. 小さく始めて、後から大きく。
  23. 夢を書いた紙を壁に貼る。
  24. できないことも、立派な結果の1つ。
  25. 諦めるから、夢が終わってしまう。
  26. 子どもの成長は、親からどのような教育を受けるかに大きくかかっている。
  27. 氷山の一角を出すために、大量の無駄を経験する。
  28. 努力は才能ではない。
    好きなことをやっていれば、自然と身につく。
  29. お金のためにやっている人は、失敗する。
  30. 才能の最終体系は、人の役に立てること。

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