私たちは人間社会の中で生きています。
学校の友人、職場の仕事仲間たち、近所の人たち。
どこに行っても人がいます。
私たちが一生で出会える人の数は、何人でしょうか。
人生で出会う人数は、合計で何人くらいになるのでしょうか。
すれ違う人まで含めると膨大な数になりますが、ここでは「接点を持つ」という定義で考えるとします。
ある統計によると、何らかの接点を持つ人の数は「およそ3万人」といわれています。
人生を「80年」とした場合、一生はおよそ3万日です。
つまり、1日1人は、誰かと出会う計算になります。
これを多い少ないと感じるかは人によって異なります。
1つ言えることは「限られている」ということです。
世界には今、80億人います。
80億人もいるにもかかわらず、実際に接点を持てるのは3万人です。
1パーセントどころではありません。
「0.0004パーセント」です。
もちろん個人差はあるでしょう。
接点を持てるのが、1万人・2万人と少ない人もいれば、4万人・5万人と多い人もいるはずです。
その上下幅で計算したとしても、地球人口全体の「0.0001パーセントから0.0007パーセント」の範囲内にすぎません。
いずれにせよ、きわめて少ないことに変わりないのです。
一生は長く感じるため、無限に人と出会えそうな錯覚を持ってしまいますが、誤解です。
実際に接点を持てるのは、せいぜい3万人という現実があります。
こうした現実を知ると、いかに出会いとは貴重であるか実感できるでしょう。
一人一人との出会いを大切にしましょう。
一人一人との出会いを「貴重な出来事」と考えましょう。
平凡に思える出会いかもしれませんが、実際は貴重な出来事です。
その人は3万人のうちの1人です。
出会いとは、貴重なことであり、重要なことであり、ありがたいことです。
あなたは今日、誰かと出会うでしょう。
誰かと接点を持ったら「3万人のうちの1人と出会った」と考えてみてください。
自然と感謝の念が湧いて、優しく丁寧に接したくなるはずです。
どんな人と出会っても、相手に敬意を払い、礼儀正しく振る舞いましょう。
嫌な人と出会っても「貴重な巡り合わせ」と思って感謝することです。
一人一人との出会いを大切にする人は、自分を大切にすることでもあります。
人との出会いを大切にする人は、素晴らしい人生を送れます。