「出会うなら大きな出会いがしたい」
「最初から運命の出会いを実現したい」
そう思うかもしれませんが、早まってはいけません。
最初から運命の出会いを求めるのはよくありません。
せっかちであり、欲張りであり、早まった考えです。
いきなり運命の出会いはありません。
最初から運命の出会いばかりを探していると、行動が偏ったり行動範囲が狭まったりして、かえって遠回りになります。
運命の出会いばかりに注意が向くと、小さな出会いを粗末に扱います。
小さな出会いを大切にできない人が、どうして運命の出会いを果たせるのでしょう。
相手に対する尊重とリスペクトがありません。
小さな出会いを大切にできない人は、運命の出会いもありません。
最初は、小さな出会いから始めましょう。
小さな出会いとはいえ、出会いは出会いです。
人と人はつながっています。
小さな出会いを大切にしていると、その人を介して別の人と出会えます。
小さな出会いであっても、その人からまた別の人を紹介してもらえる可能性があります。
見た目は普通の人であっても、意外な大物とつながっていることが少なくありません。
別の人と出会うと、さらにまた別の人と出会えるようになります。
出会いの連鎖が生まれていき、いつか運命の出会いを果たせるのです。
「6次の隔たり」という言葉を聞いたことはありますか。
6人の友人に人を紹介してもらうと、最終的に世界中の人とつながることができるという理論です。
インターネット社会が浸透して、SNSが登場したことにより、人とのつながりが加速しています。
親しい友人だけでなく、関係の浅い知人も含めると、1人につき44人のつながりがあるといわれています。
44人を6回かけると、70億人以上になります。(44×44×44×44×44×44=7,256,313,856)
ほぼ全世界の人口をカバーできる数字です。
6人の紹介を駆使すれば、全世界の人と出会えることになります。
不思議な話ですが、これが現実です。
世界は、広いようで意外と狭いことがわかります。
小さな出会いだから無視するのではありません。
小さな出会いだから大切にするのです。
「出会いのタネをまいている」と思うことです。
小さな出会いは、運命の出会いのタネです。
小さな出会いだから大切にすることは、出会いのタネを巻いているのと同じです。
小さな出会いを大切にする人は、いつか運命の出会いを果たせるのです。