出会いの可能性を引き出すには何が必要か。
それは「主体性」と「自立心」です。
主体性とは、周りに影響されることなく、自分の意志や判断によって行動しようとする態度や性質のことをいいます。
自立心とは、人に頼らず、独り立ちして自力でやっていこうとする心構えのことをいいます。
難しそうに聞こえますが、簡単に言えば「周りに流されないで自分を持つ」ということです。
「自分で自分をコントロールできる力」と言い換えてもいいでしょう。
主体性と自立心があると、自分の中に「芯」ができます。
芯ができることで、周りに流されず、地に足をつけた言動を取れるようになります。
出会いの場があるとき、勇気を出して行けるようになります。
「私はこういう人間ですよ」と、自己アピールができるようになります。
相手の意見に流されず、きちんと自己主張ができるようになります。
内面が満ちあふれる自信があって、堂々と振る舞えるようになります。
きちんと意思表示ができる人には、内面が充実している様子を感じさせます。
そういう人は魅力的に映り、相手から好感を得られます。
主体性も自立心も、なくて困ることはあっても、あって困ることはありません。
主体性と自立心があってこそ、よい出会いを引き寄せ、ご縁を生かせるのです。
どうすれば主体性と自立心を養えるのでしょうか。
主体性と自立心を養うためには「1人で行動する習慣」が大切です。
人とつるんでいてばかりでは、他者への依存心をなかなか振り切れず、精神的に強くなれません。
1人で行動すると、自分の意志や判断に頼る場面が増えるため、主体性と自立心が養われていきます。
最初は不安や恐怖を感じたりするかもしれませんが、トレーニングの一環と考えてください。
メンタルを鍛えるには、メンタルが必要な場面を経験することが欠かせません。
どう始めていいかわからないときは、1人でレストランに入って食事することから始めてみてはいかがでしょうか。
どきどきしたり緊張したりするかもしれませんが、れっきとした主体性と自立心を養うトレーニングです。
慣れてくれば、1人で映画を見に行ったり美術館に行ってみたりしていくといいでしょう。
いずれ一人旅に挑戦してみるのも悪くありません。
気づけば、自分の中で主体性と自立心が育っていることに気づくはずです。
1人で行動できる人は、凜とした雰囲気が漂うようになって魅力的に映ります。
そういう人が出会いにも恵まれるのです。