物事には「良いところ」と「悪いところ」があります。
良いところだけしかないならいいですが、どんなことにも悪いところが1つはあるもの。
あなたは、どちらから先に見ようとしますか。
無意識の習慣かもしれませんが、自分の様子を振り返ってみましょう。
他人と接したとき、粗探しの癖はないでしょうか。
仕事を依頼されたとき、デメリットばかり考える癖はないでしょうか。
作品を鑑賞するとき、欠点を探して、けちをつけることはないでしょうか。
つい悪いところを探す癖があるなら、注意が必要です。
悪いところを探す癖があると、第一印象が悪くなります。
ネガティブな感情が生まれると、心や思考が萎縮して、一方的な考え方を助長します。
印象が悪くなったり、意欲が低下したり、行動力が妨げられたりします。
どんどん視野が狭くなっていき、頭が固くなってしまうのです。
頭を柔らかくしたいなら、良いところを探す癖をつけましょう。
良いところを探そうとすると、ポジティブな気持ちになって、心が軽やかになります。
想像力や発想力が膨らみやすくなり、アイデアが出やすい状態になります。
思考が自由になり、頭が柔らかくなっていくのです。
たとえば、上司から仕事を依頼されたときがあるとします。
仕事のデメリットを考えるのは後回しにして、まずメリットから注目するようにしましょう。
「新しいスキルが身につく」
「出世や昇級につながる」
「新しい人と知り合える」
「メンタルを鍛える機会になる」
「信頼を高めるチャンスになる」
良いところから見るようにすれば、自然と嬉しい気持ちや楽しい気持ちになります。
良いところに注目すれば、テンションが上がります。
人との初対面でも、まず良いところを探すことが大切です。
悪いところが目立ったとしても後回し。
粗探しは控え、まず褒めるところを探しましょう。
「笑顔が爽やか」
「話が面白い」
「話し方がユニーク」
「スリムな体型」
「頭の回転が速い」
どんな人にも必ずいいところがあります。
良いところから見ることができれば、自然と第一印象も良くなり、スムーズに人間関係を始めることができます。
もちろん悪いところを無視するわけではありません。
悪いところを確認するなら、良いところを見た後にしましょう。
良いところを見てから悪いところを見るようにすれば、印象の悪化を最小限に抑えることができます。
偶然良いところが見つかるのではなく、積極的に探していくことが大切です。
良いところを探す癖があると、頭が柔らかくなるのです。