別れ話では、相手からよく聞かれることがあります。
「自分のどこが悪かったのか教えてほしい」という質問です。
別れるとなったからには、自分の悪いところを知りたいと思うのは、当然の欲求です。
悪いところがわかれば、何とか改善して、引き止めたいと思うでしょう。
「悪いところを必ず直す」と主張してくれば、別れの考えも揺らぐかもしれません。
引き止められなかったとしても、自分の悪い点は、今後の参考として生かしたいと思うはずです。
相手から悪かったところを教えてほしいと頼まれたときは、答え方が大切です。
嘘で答えるわけにはいきませんから、やはり正直に答えるのが基本です。
ただし、ストレートに表現するのは要注意。
ストレートな表現は、相手を傷つけるだけでなく、怒らせることもあります。
相手の悪かったところは、ストレートに表現するより、柔らかい表現を使うようにしましょう。
たとえば「生理的に受け付けなくなった」という一言は「苦手意識が無視できなくなった」と言い換えます。
「怒りっぽいから嫌い」という一言は「感情的になるところがあって怖い」と言い換えます。
「自己中心的でむかつく」という一言は「少しわがままなところが多い」という表現を使います。
「強引な性格」は「積極的でついていけない」という表現がいいでしょう。
正直に言いつつも、喧嘩に発展しないように、オブラートに包みながら表現するのがポイントです。