人から話を聞いたとき、どう受け止めるか。
ここが、頭を柔らかくできるかどうかの分かれ道です。
人から話を聞いたとき、何も疑わず、そのまま信じている人もいるのではないでしょうか。
「へえ、そうなのか」と素直に話を信じる。
もちろん信用できる相手ならいいのです。
親、先生、先輩、上司、専門家。
付き合いが長く、実績があり、心から信用できる人なら、聞いた話をそのまま信じるのもいいでしょう。
きっとあなたのために、有用な話を紹介してくれるに違いありません。
真偽を確かめなくても、話を信じて問題ないはずです。
しかし、誰彼の区別なく、人から聞いたことを何でもうのみにするのは危険です。
人から聞いた話が正しいとは限りません。
間違っていることもあります。
話を何でもうのみにしていると、自分で考える機会が減ってしまいます。
頭を働かせる機会が減ることで、どんどん頭が固くなります。
何でも話をうのみにしていると、騙される可能性もゼロではありません。
人から聞いた話は、うのみにするのではありません。
まず自分で考える習慣をつけるようにしましょう。
自分が持ち合わせている知識を総動員して考える。
わからないなら、わからないなりに知恵を振り絞って考えてみる。
自分の頭で考えてもわからないときは、書籍やインターネットを使って調べてみる。
時には、常識や先入観を忘れて考えることも必要になるでしょう。
「本当にこの情報は正しいのだろうか」と自分に言い聞かせ、冷静になって考えること。
自分の頭で考える機会を作ることで、どんどん思考力が鍛えられ、頭が柔らかくなります。
特に現代社会は、正解が用意されている学校の勉強と違って、明確な正解のないことが多い。
年金問題、介護問題、少子化問題、環境問題。
実生活では、まだ正解のない問題に直面することも少なくありません。
「これだ!」という明確な正解があるわけではなく、まだ正解がぼんやりしていることも少なくありません。
正解のない問題は、自分なりに考え、自分なりの正解を見つけていく努力が大切です。
自分なりに考える習慣を持つことで、思考力が鍛えられます。
人から聞いたことをうのみにするのではなく、まず自分の頭で考えるようにしましょう。