執筆者:水口貴博

大人の気遣いができる人になる30の方法

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痛いところを突かれて逆ギレすることほど、かっこ悪い姿はない。

痛いところを突かれて逆ギレすることほど、かっこ悪い姿はない。 | 大人の気遣いができる人になる30の方法

ときどき痛いところを突かれたとき、逆ギレをする人がいます。

ひるんではかっこ悪いと思っているのか、真っ赤に顔を赤らめて、大きな声で激しく怒りをまき散らします。

「あなたは失礼だ!」

「それは絶対間違っている!」

「違う、違う!」

逆ギレをすれば、相手の指摘を完全否定できていると思っているのかもしれません。

しかし、いくら逆ギレをしてごまかしたところで、相手からは丸わかりです。

逆ギレは、図星のサインです。

「やはり図星だったのですね」「痛いところを突かれちゃったのだね」とすぐ見抜かれます。

急に態度が急変する様子からはっきり見てわかります。

痛いところを突かれて逆ギレすることほど、かっこ悪い姿はありません。

すぐかっとなってしまうのは前頭葉が未熟で、感情のコントロールが利いていない証拠です。

素直に認められない態度といい、逆ギレという大人げない態度といい、これほど恥ずかしい態度はありません。

「大人なのに子どもみたいだね」「そんなに一生懸命ごまかさなくてもいいのに」と心の中で笑われるのがオチです。

子どもならまだ許されますが、大人になってからこれをすると、痴態をさらすだけなのでやめておくことです。

むきになって反論するのも、逆ギレの1つ

激しく怒ることだけでなく、むきになって反論することにも注意してください。

むきになって反論するのも、逆ギレの1つです。

落ち着いた口調で論理的に反論するのはOKですが、むきになって反論するのはNGです。

むきになっているかどうかの判断ポイントは3つあります。

  1. 多弁
  1. 大声
  1. 早口

1つでも当てはまるなら、むきになって反論している状態です。

人はつい興奮してしまうと、多弁・大声・早口になってしまいます。

自分では普通に反論をしているつもりであっても、実際は逆ギレの状態になっているので、心当たりのある人は注意が必要です。

痛いところを突かれたときは、素直に認めるのが一番

痛いところを突かれたときは、素直に認めるのが一番です。

相手の指摘が間違っているなら誤解を解く必要がありますが、実際に当たっているなら認めるしかありません。

「そのとおりです」

「おっしゃるとおりです」

「痛いところを突かれました。鋭いですね」

ごちゃごちゃ言いません。

余計な言い訳はせず、潔く認めます。

もちろん内心はショックかもしれませんが、むきになって反論するのはやめておきます。

もし自分に非があるなら素直に謝りましょう。

「ごめんなさい」

「失礼しました」

「申し訳ございません」

余計な弁解はしません。

素直に謝ることで、トラブルが収まるのも早くなります。

これだけのことです。

拍子抜けするほど素直に認めるのが、一番かっこいいのです。

大人の気遣いができる人になる方法(8)
  • 痛いところを突かれたときは、逆ギレするのではなく、素直に認める。
大人の場所には、子どもを連れていないのがマナー。

大人の気遣いができる人になる30の方法

  1. 「今話しかけても大丈夫かな」と考えることが、大人の気遣い。
  2. 相手の荷物になるプレゼントは、もはやダンベルと同じ。
    プレゼントが上手な人は、相手の荷物にならないか考える。
  3. フォローが下手な人は、話が否定で終了する。
    フォローが上手な人は、否定の後に代替案を提示する。
  4. 人が何かを楽しんでいるとき、わざわざ否定することを言わない。
  5. 傘の巻き方に、その人の品性が現れる。
  6. 町なかで有名人を見かけても、安易に声をかけない。
    プライベートを尊重して、声をかけないのが粋なマナー。
  7. ため息をつく人を悪く言ってはいけない。
    優しくいたわる人になろう。
  8. 痛いところを突かれて逆ギレすることほど、かっこ悪い姿はない。
  9. 大人の場所には、子どもを連れていないのがマナー。
  10. だるいからといって、ごみをごみ箱に投げてはいけない。
  11. 「3分だけよろしいでしょうか」と話しかけて、長話になるのはマナー違反。
  12. 違和感に気づけることがセンス。
    素晴らしい感性がある証拠。
  13. 窓の外をぼんやり眺めている人にも「話しかけて大丈夫かな」という気遣いは必要。
  14. 頑張っている人に「頑張れ」と声をかけてはいけない。
  15. 直接相手に協力できなくても、話を聞くくらいならできるはずだ。
  16. ハイヒールを履いてみると、女性の気持ちが理解できる。
    もっと女性に優しくなれる。
  17. ネガティブな話題で雰囲気が暗くなったときは「話題を変えましょう」の一言が役立つ。
  18. 当事者意識のない人は、理解のない言葉を発する。
    当事者意識のある人は、理解のある言葉を発する。
  19. 配慮の一言があれば、相手の話を遮っても失礼にならない。
    「話の腰を折るようですみません」と言えばいいだけ。
  20. 同じところで何枚も写真を撮らない。
    限度を超えると、品位を損なう。
  21. 「言わなくてもわかる」と考える人ほど、ぼける。
    言わなくてもわかることであってもきちんと口に出して伝える人は、ぼけない。
  22. 写真を撮ってもらったら「お撮りしましょうか」と声をかけるのがマナー。
  23. 「お撮りしましょうか」という気遣いを断るとき、大切にしたいマナー。
  24. 結論から話す癖をつけるだけで、伝え方のスキルが劇的に向上する。
  25. 何でもかんでも「やばい」という言葉で済ませていないか。
  26. 久々に友人と会ったとき「太った?」と言ってはいけない。
  27. うっかり相手の話の腰を折ってしまったら、すぐ元の話題に戻す。
  28. 話が長くなりそうなときは、配慮の一言を添える。
    「話が長くなってもいいですか」
  29. サインに自分の名前を添えてもらいたいときのマナーとは。
  30. 「それ何の役に立つの?」という質問はデリケート。

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