「アイデアが出てから仕事を始めよう」
「名案が浮かんでから、作業に取り組もう」
「スムーズな方法が思いつくまで、仕事は保留にしよう」
何事も集中力が大切です。
仕事をするときは仕事に集中して、アイデアを考えるときはアイデア発想に集中します。
アイデアによっては、効率・段取り・方向性に関係することもあるでしょう。
最初にアイデアを考え、それから仕事を始めようとする人もいるはずです。
しっかり頭をひねって知恵を振り絞り、素晴らしいアイデアが出てから仕事を始めたほうが、効率よくてスムーズに思えます。
もちろんアイデアが出てから仕事をするのも悪くありませんが、注意が必要です。
アイデアは、流れ星に似ています。
いつ出るか、はっきり予想できません。
すぐ出ることもありますが、なかなか出ないこともあります。
そのため、アイデアが出てから仕事をしようとすると、仕事の着手が遅くなります。
アイデアが出るまで、ずっと仕事を保留し続けることになるのです。
また、じっとしていると、刺激の量も種類も少なくなります。
頭の回転も悪くなり、ますますアイデアが出にくい状態になります。
「アイデアが出てから仕事を始めよう」とのんきにしていると、なかなかアイデアが出ない状態が続くでしょう。
アイデアが出てから仕事をするのは、仕事全体に遅延をもたらす可能性があるため、慎重になったほうがいいでしょう。
では、どうするか。
アイデアが出てから仕事をするのではありません。
仕事をしながらアイデアを考えるのです。
仕事をしていると、仕事を通して刺激や変化が得られます。
新しい情報に触れたり、出会いがあったり、珍しいものを見たりするでしょう。
そうした刺激や変化が、クリエイティブを刺激するネタになるのです。
たとえ仕事の段取りが悪いとしても、まず仕事をしながらアイデアを考えるのが得策です。
まず仕事に着手すること。
アイデアは、仕事をしながらでも考えていけます。
段取りが悪くても、ひとまず仕事が進むので、安心感を得られます。
車を運転していると、さまざまな景色を楽しめるように、仕事をしているとさまざまな刺激を楽しめます。
仕事をしながら考えるほうが、いいアイデアが出るのです。