会話の際、きちんと相手の目を見て話していますか。
照れや緊張があると、目をそらした話し方になりがちです。
異性や初対面の人の前では、いっそう抵抗感も強くなり、目をそらしたくなるでしょう。
普段から目をそらした話し方が癖になっている人もいるでしょう。
もちろん目を見なくても、声さえ聞き取れれば、会話は可能です。
電話が声だけで成立しているように、対面でも、声だけでコミュニケーションは成立します。
「別に目を見なくても会話はできる」
「相手の目を見て話すのは苦手」
「目を見たところで意味がない」
さまざまな意見があるでしょう。
しかし、目をそらす話し方は、爽やかな印象がありません。
「アイコンタクト」という言葉があるように、目も大切なコミュニケーションの1つです。
目は、言葉を発しませんが、言葉のようにメッセージを伝える力があります。
相手の目を見ない話し方は、自信と余裕がないように映ります。
おどおどした様子に映って、相手にすっきりしない印象を与えます。
相手は「どうしたのだろう」と、だんだん不安や心配が出てくるでしょう。
「体調でも悪いのだろうか」
「何かやましいことでもあるのだろうか」
「コミュニケーションが苦手なのだろうか」
さまざまなネガティブな様子が伝わってきます。
また、目をそらした話し方は、相手に不快感を与えることもあります。
真面目に話を聞いていない態度に見えることがあります。
「話したくない」「早くその場から去りたい」など、ネガティブなニュアンスを与えてしまうこともあります。
自分でそのつもりはなくても、思わぬ誤解を招くのは不本意でしょう。
たとえはきはきした話し方であっても、目をそらした話し方だと、爽やかな印象は出ないのです。
爽やかな人になりたいなら、きちんと相手の目を見て話すようにしましょう。
目を見て話すのは、コミュニケーションの基本です。
照れや緊張があっても、きちんと相手の目を見て話す。
きちんと目を見て話す人からは、強い自己肯定感が感じられます。
自信と余裕があり、迷いがないように映ります。
きちんと話をすると「話が楽しい」「あなたともっと話したい」などのポジティブなメッセージも伝えられます。
もちろん凝視する必要はなく、適度に目をそらすことも大切です。
あまり目を長く見続けていると、相手に威圧感を与えるため、適度に視線を外すことも心がけたい。
目をそらす目安は「3秒前後で1回」です。
5秒以上の凝視は、威圧感を与えるため注意が必要です。
たとえ緊張する相手だとしても、できるだけ相手の目を見て話したい。
きちんと相手の目を見て話す人からは、爽やかな印象が出るのです。