爽やかな人には「爽やかな行為」があります。
明るく面白い話で相手を楽しませる。
悩みの相談に乗る。
相手に優しく接する。
爽やかな行為を心がければ、お互いが楽しめ、爽やかな印象にもつながります。
では、爽やかな行為なら何でもいいかというと、それは違います。
爽やかな行為とはいえ、押し付けがましくなるのはよくありません。
たとえば、親切です。
親切に接するのはいいですが、無理に押し付けては、不快感を与える原因になります。
相手はリズムやペースを乱し、ストレスになるでしょう。
「喜べ」「感謝しろ」と言わんばかりの行為は、かえって悪印象。
必要としていない親切は、ありがた迷惑になる可能性もあります。
親切は、あくまで相手が必要としていることを行うことがポイントです。
相手が遠慮している様子なら、あえて控える勇気も大切です。
明らかに嫌がっているなら、やめておくのが得策です。
会話でも注意が必要です。
笑いの価値観は、人それぞれ。
自分には楽しく感じることが、相手も楽しく感じるとは限りません。
自分は「楽しい」「面白い」と感じることであっても、相手は「退屈」「つまらない」と感じることもあります。
自分は「愉快」「爽快」と感じることであっても、相手は「不愉快」「憂鬱」と感じることもあります。
相手の様子が不自然なら、何らかの事情が考えられます。
相手が退屈に感じている様子なら、話題を変えたほうがいいでしょう。
相手が急いでいる様子なら、早めに会話を切り上げたほうがいいかもしれません。
大切なのは「相手の気持ちを察する」ということです。
独りよがりや自意識過剰には注意しましょう。
相手の気持ちを察しながら、臨機応変な対応を心がけることが大切です。
相手の言葉・表情・態度はすべて、心を読み取る手がかりです。
心の中を見ることはできなくても、手がかりから推測することは可能です。
相手の気持ちを察してこそ、爽やかな行為も生きてくるのです。