プレゼントをする相手がそばにいるなら、手渡しをおすすめします。
恥ずかしいと思うでしょうが、手渡しましょう。
発送サービスを使って、間接的に贈り物もできますが、家族や友人のように毎日顔を合わせる関係ならば、直接手渡しのほうがいい。
手渡しする瞬間が、すでに喜びに満ちあふれているからです。
ささいな儀式であり、セレモニーです。
緊張で胸がどきどきしますが、相手も同じようにどきどきします。
プレゼントは、感動させることが目的です。
感動できる手渡しは、それで大成功なのです。
私は22歳のときに友人からプレゼントを、直接手渡しで贈られました。
もう何年も前の昔の話です。
恥ずかしい話ですが、そのとき何を贈ってもらったか、忘れてしまいました。
しかし、直接渡してくれた事実は、今でもよく覚えています。
そのときのシチュエーション、相手の笑顔まで、はっきり思い出すことができるほどです。
それだけ、直接渡してくれるということは、感動的であり、印象に強く残ります。
物を贈れば、嬉しさはその瞬間だけです。
しかし、直接手渡しされるという記憶は忘れませんから、ずっと嬉しさが残ります。
嬉しさは、ずっと継続されるプレゼントなのです。
直接会って、プレゼントを手渡すという、たったこれだけのこと。
プレゼントを贈る工夫というのは、身近なところに存在しているのです。