ネガティブなことは考えない。
できるだけポジティブなことを考えるようにしましょう。
考えるテーマによって難しいこともありますが、できるだけ前向きで建設的に考えることが大切です。
ちょっとした考え方の習慣ですが、あなたの人生を大きく左右する習慣でもあります。
「ポジティブに考える場合」と「ネガティブに考える場合」を比べるとします。
同じテーマを考える場合であっても、心の状態によって、感じるストレスの大きさが違います。
ネガティブに考えるのは、自分にとって苦しくつらいことなので、少し考えるだけでもだるい疲れを感じます。
心の中で不安と恐怖が渦巻いているため、しばらく考え続けていると、吐き気や気持ち悪さを感じるでしょう。
短い時間であっても、運動場を何周も走ったかのような疲れを感じるはずです。
しかし、ポジティブに考える場合は違います。
ポジティブに考えるとき、脳内で「ドーパミン」という物質が分泌されるようになります。
ドーパミンは別名「やる気物質」「元気物質」とも言われていて、気持ちの高揚を促す物質です。
やる気と元気に満ちあふれた状態で思考すれば、ますます考えがはかどるでしょう。
またポジティブに考えるときは「ベータエンドルフィン」という物質も分泌されます。
ベータエンドルフィンは、別名「幸せ物質」「快楽物質」とも呼ばれ、モルヒネの何倍もの快感作用がある強力な物質です。
ポジティブに考えると明るく楽しい気持ちになるのは、ドーパミンやベータエンドルフィンのおかげです。
思考に勢いとスピードも生まれるため、成長も解決も早くなります。
脳を爽快にさせるため、考えやすい性格の人でも、疲れを感じにくくなるのです。
後ろ向きではなく、前向きに考えましょう。
破壊的に考えるのではなく、建設的に考えましょう。
ポジティブなことなら、考えすぎても疲れにくい。
むしろ考えすぎるのが楽しくなるでしょう。