考えすぎて悩んだときは、逆の発想です。
考えないように行動や習慣を変えるのが普通の対策でしょう。
もちろんそうした対策も大切ですが、なかなかうまくいかないなら、時には逆のアプローチもおすすめです。
つまり、気が済むまで徹底的に考えてみるのです。
考えすぎるのは、考えが中途半端であるせいかもしれません。
思考や結論が中途半端になっていると、独特の気持ち悪さがあります。
喉に骨が引っかかっているような違和感がある。
後ろ髪を引かれるような思いがついて回る。
そして、じわじわ後悔や罪悪感が出てくる。
考えることから弱腰・逃げ腰になっていると、勢いも得られません。
「仕事をやり残した」という違和感が残ってしまい、再び考えてしまう原因になっていることがあります。
一定の決着がつくまで徹底的に考えてみましょう。
もちろん延々と考え続けるのはよくないので、制限時間を決めたうえで思考に集中するのがいいでしょう。
たとえば、2時間という制限時間を決めたら、徹底的に2時間考える。
気力・体力・精神力のすべてを思考に注ぎ込みましょう。
考え、考え、考えまくる。
「これでもか」というくらい、徹底的に考えてしまう。
調べる必要があるならしっかり調べて、計算する必要があるならしっかり計算する。
途中で諦めそうになっても、もう一踏ん張り、頑張ってみます。
考えることの覚悟が決まると、勢いとスピードが生まれます。
思考の限界に挑戦する。
すると、思考が一定の深さまでたどりつき、新しい発想やアイデアが浮かびやすくなります。
1つの思考に集中することで、扉を開くような体験が得られるでしょう。
徹底的に考えた結果、成果が得られなくても、それでもいいのです。
「徹底的に考えたが無駄だった」とわかることも前進です。
全力を尽くしたなら、自分を褒めることができ、満足感と達成感が得られます。
そして気持ちよく心を切り替えて、諦めることができます。
万人に通用する方法ではありませんが、人によっては斬新な突破口になるはずです。