執筆者:水口貴博

同棲のトラブルを避ける30のポイント

15

ぼろぼろのものであっても、相手の所有物を勝手に捨てない。

ぼろぼろのものであっても、相手の所有物を勝手に捨てない。 | 同棲のトラブルを避ける30のポイント

相手の所有物を捨てるときは、一声かけるようにしましょう。

相手の所有物は相手のもの。

小さなものや軽いものであっても、相手の財産です。

特に注意したいのは、古いものです。

すでに機能性が失われているものなら、必要ないように思えます。

「ぼろぼろだから捨てても問題ないだろう」と思う人も多いのではないでしょうか。

しかし勝手に捨てると、トラブルに発展することがあります。

故障や破損をしているものでも、相手にとってはまだ必要としている可能性もあります。

たとえば、穴の空いた靴下です。

洗濯のとき、穴の空いた靴下に気づけば、相手の所有物でも捨ててもいいだろうと思う人もいるかもしれません。

しかし、たとえ穴の空いた靴下であれ、私有財産の1つです。

穴の空いた靴下でも、相手は「まだ使える」と思って履き続けるかもしれません。

たとえ捨ててよいものであっても「無断で捨てた」という行為に腹を立て、トラブルに発展することもあるでしょう。

そのため、穴の空いた靴下であっても、やはり一声かけて、許可をもらってから捨てるのが適切です。

靴下に限らず、ぼろぼろのものはすべて同じです。

壊れた腕時計でも、実は誰かの形見なのかもしれません。

穴の空いたジーンズでも、実はビンテージなのかもしれません。

すっかり色あせた新聞でも、実は大事な記事を残しているのかもしれません。

実際のところ、必要かどうかは見た目だけで判断できません。

どれだけぼろぼろのものであっても、捨てる前には相手の許可を得ておくことが必要不可欠です。

もしぼろぼろであるにもかかわらず、かたくなに使い続けようとするなら、説得が大切です。

「捨てたほうがいい」と言うだけでは、なかなか応じてくれないときもあるでしょう。

こうしたときは、相手を尊重する言い方をすると、上手に説得しやすくなります。

「立派なあなたに、穴の空いた靴下は似合わない」

「きれいな靴下を履いているほうが、仕事のできる人に見えるよ」

「穴の空いた靴下より、きちんとした靴下を履いていたほうが、もっと好きになれるな」

相手の自尊心をくすぐるような言い方をすると、心を動かされ、素直に応じてもらいやすくなります。

同棲のトラブルを避けるポイント(15)
  • 相手の所有物を捨てるなら、前もって一声かける。
手伝う一言は、言い方に要注意。

同棲のトラブルを避ける30のポイント

  1. 同棲で決めるルールには、2種類ある。
    「仲良くなるルール」と「トラブルを避けるルール」。
  2. 自分の常識は、相手の常識とは限らない。
  3. 同棲環境を快適にする秘策は、収納にある。
  4. ぼそっと言った一言に、本音がある。
  5. 問題が起きてから話し合うのでは遅い。
    サインが見えたら話し合う。
  6. なぜご両親に挨拶を済ませたカップルは、同棲がうまくいきやすいのか。
  7. 共用の家電や家具の購入を、相手任せにしない。
  8. パートナーが疲れているときは、無理にコミュニケーションをとらない。
  9. 趣味を禁止した同棲は、長続きしない。
  10. 自由な格好で過ごしたくても、裸は要注意。
  11. パートナーの機嫌がよくなるポイントを把握しておく。
  12. 同棲中でも、防犯対策は手抜きしない。
  13. 無断でパートナーの持ち物を使わないこと。
  14. 食べ物も相手の持ち物。
  15. ぼろぼろのものであっても、相手の所有物を勝手に捨てない。
  16. 手伝う一言は、言い方に要注意。
  17. 「そのうち」という言葉に注意する。
  18. 大きな買い物をするときは、前もってパートナーに伝えておくほうが安心。
  19. 世間話はよくても、悪口はよくない。
  20. 近所の騒音に悩んだときの2つの対処法。
  21. 同棲中に知ったパートナーのプライバシーは、口外しないこと。
  22. たまには贅沢をしたほうが、同棲はうまくいく。
  23. 同棲中は、どんどん増えていく物に注意すること。
  24. パートナーの仕事の愚痴は、半分聞くくらいにしておく。
  25. パートナーの変化に気づく意識を低下させない。
  26. 時には恋愛感情を忘れることも大切。
    現実的な問題は、恋愛感情を抜きにして取り組まなければいけない。
  27. 親の世話焼きがひどいなら、遠慮を伝えることも必要。
  28. 同棲相手に多額の借金があると気づいたときの、3つのポイント。
  29. 同棲で内装に手を加えるなら、原状回復の費用を考えておく。
  30. 無断で友人を自宅に招かない。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION