「いちばん好きな食べ物は何?」と聞かれても、すぐは答えられません。
「いちばん」ということは、たった1つだけということです。
1つだけと限定されると「う~ん」と、うなります。
いちばんを選ぶのは、簡単に思えますが、なかなか考えさせられます。
私は幼いころ、スーパーで母に「お菓子を買ってあげる。でも1つだけね」とよく言われました。
子どもなので、親心からお菓子を買ってあげようと思ってくれたのでしょう。
しかし、1つと言われると、いちばん欲しいものを選ばないといけないため、逆に選べなくなってしまうのです。
いちばんのものというと、力が入ってしまい、逆に何も決められません。
何か1つを選んでも「本当にこれで良かったのだろうか」などと、考え込んでしまいます。
こういうときには、1つに限定させるより、幅を広げて聞くようにすればいいのです。
答えられる幅が広がると、考えに余裕が生まれ、相手にとっても答えやすくなります。
相手に難しく考えさせるのは良くありません。
いかに簡単に答えてもらえるかです。
たとえば「いちばん好きな食べ物は?」より「好きな食べ物は何?」と言われるほうが、ずっと答えやすくなります。
質問の答えを、1つに限定しないことです。
限定しないことで、答えられる幅が広がります。