同棲のトラブルを回避するには、早い対処が大切です。
話し合いは、問題が起きてから行われる傾向があります。
問題が起これば、話し合いの場を設けて、事情の把握に努めます。
自分に非があれば素直に謝って、誤解があれば解いて、悪いところがあれば直します。
こうすれば、普通に問題が解決できると思われますが、実は理想的とは言えません。
問題が起こっている状態は、すでに限界に達している状態です。
風船が膨らんで、破裂をした状態とも言えます。
悪影響が広がって、すでに何らかの被害が出ています。
問題が起こってから話し合うと、感情が収まるのを待つなど、改善に時間もかかります。
場合によっては、すでに最悪の状況で改善できないこともあります。
そのため、問題が起きてから話し合うのでは遅いのです。
では、どうするか。
問題が起きてから話し合うのではありません。
サインが見えたら話し合うようにしましょう。
サインが見えた段階なら、問題が起こりかけているときに話し合えます。
普段から相手の様子をよく見て、いつもと違った様子に気づけば、早めに動くようにしましょう。
たとえば、相手の接し方がいつもより荒く感じたら「最近冷たいけどどうしたの?」と声をかけてみます。
態度が不自然なのは、何らかの不平不満を抱いているサインの可能性があります。
話し合いの場を設けると、相手は心の内を話しやすくなるでしょう。
小さな不平不満の段階で問題の芽を摘み取っておけば、悪化を防げます。
サインの段階なら、本格的な問題に発展する前なので、話すだけで解決できる可能性があります。
たとえ改善が必要であっても、早めに話し合っておけば、対処も早く着手できます。
サインに気づくためにも、日頃から相手の様子をよく見るようにしてください。
相手の表情・態度・言葉遣い。
癖や習慣、生活リズムや行動パターンも重要な手がかりです。
毎日相手の様子を見るのは、定期健診のようなもの。
相手の普段の様子を知っているからこそ、普段と違ったとき、違和感に気づけます。