同棲では、助け合いの精神が大切です。
いつも家事を頑張っているパートナーを気遣い、たまには自分も手伝おうと思うでしょう。
ところが、手伝うつもりで言った一言が、パートナーの機嫌を悪くさせることもあるので注意が必要です。
たとえば、次のような言い方は、できるだけ避けたほうがいいでしょう。
「少し手伝おうか」
「台所の食器を洗ってもいい?」
「洗濯物を取り込んでもいい?」
この一言のどこが悪いのだろうと思いますが、誤解を招く恐れがあります。
「手伝いたい」「協力したい」という意欲は伝わるものの、パートナーはこう思うでしょう。
「どうしてわざわざ聞くのだろう。気づいたら、すぐすればいいでしょう。いちいち聞くのは、普段やる気がないからだよね」
すっきりしない印象を与え、パートナーを不機嫌にさせることがあります。
言葉は難しい。
パートナーを助けるつもりで言った一言が、かえって怒らせてしまうのです。
かといって手伝わなければ、家事が偏ってしまい、やはり不和の原因になってしまいます。
では、どんな言い方がいいのでしょうか。
日常的な家事を手伝うなら「~しようか」より「~します」という言い方のほうがスマートです。
「食器を洗っておくね。先に休んでいていいよ」
「これから洗濯するけど、ほかに何かある?」
「今から買い物に行くけど、何か買うものある?」
はっきり「します」と意思が伝わるような言い方のほうが誤解を防げます。
自分から率先して動いてくれる様子が伝わるので、パートナーも「助かる」「ありがたい」と喜んでくれるでしょう。