同棲中は「そのうち」という一言に要注意です。
一応同意しつつ、ひとまず仕事を後回しするときによく使われます。
「たまには外でデートをしよう」と誘われたとき「そのうちね」と返事をする。
うっかり家事を忘れていたとき「そのうちしておくよ」と答える。
曖昧なお金のルールが見つかったとき「そのうち決めよう」と後回しにする。
あくまで肯定しているので、相手も受け入れやすいでしょう。
行動したくないとき、とりあえず言っておけば、うまくその場をしのげます。
やんわりした表現なので気軽に発言できます。
便利な一言なので、気軽に使っている人が多いのではないでしょうか。
しかし「そのうち」という一言は、便利であるゆえに行動も曖昧になりやすい。
「そのうち」という言葉を多用していると、決意が弱いため、だんだん同棲生活がだらけていくでしょう。
後回しにするのは、やる気がない証拠。
後回しにされたことは、後になっても実行されないのが定番です。
「そのうち、そのうち」と言っているうちに、不毛な時間だけが過ぎている。
時間が経つにつれて、ますます熱意も意欲も冷めていく。
最終的に仕事自体を忘れることになるでしょう。
いずれ結婚の時期まで「そのうち」とごまかすようになるかもしれません。
できるだけ「そのうち」という一言は言わないようにすること。
禁句ではありませんが、極力控えるように心がけておきたい一言です。
もし今すぐできないから、いつできるのか宣言します。
明確に決められないなら、わかる範囲でかまいません。
「食事が終わったらするね」
「この番組が終わったらするよ」
「明日決めよう」
抽象的な言い方は避け、できるだけ具体的に言いましょう。
具体的な言い方のほうが、行動のタイミングがはっきりします。
「明日中」「今週中」など幅を利かせた言い方になるだけでも、わかりやすくなります。
具体的な言い方をすると、責任は伴いますが、行動力が発揮できます。
実現する力も強くなるのです。