同棲中も防犯対策は必要です。
同棲を始めると「2人で住んでいるから安心」と思って油断しがちです。
たしかに一人暮らしに比べれば、人の気配を作りやすいため、安心感は増すでしょう。
部屋を無人にする時間も短くなります。
特に女性の場合、男性がそばにいてくれると、精神的にも心強いはず。
一人暮らしに比べれば、格段に防犯が向上するでしょう。
しかし、2人で暮らしているから、空き巣に狙われなくなるとは限りません。
「同棲なら防犯面が安心」というのは誤った思い込み。
空き巣による被害は、同棲中でも起こりえます。
2人で暮らしていると、セキュリティーの一部を相手に委ねることになります。
たとえば、鍵の開け閉めをパートナーにお願いすることもあるでしょう。
自分だけでは管理が行き届かない場面ができるため、かえって危険を高める可能性もあります。
お互いを信頼し合うことは大切ですが、過信すると、かえって落とし穴を作ってしまうこともあります。
治安の良いところに引っ越したとしても、犯罪がゼロになるわけではありません。
「同棲のカップルは油断しやすい」という心理を逆手に取った犯罪もあります。
2人の行動パターンを読まれていると、こっそり忍び込まれる可能性があります。
部屋に人がいても、こっそり忍び込まれて暴行を受ける可能性もあります。
厳重に鍵をかけても、生活上の隙を突いてくる可能性もあります。
たとえば、訪問販売や水質調査などの名目で訪問されると、鍵を簡単に開けてしまうでしょう。
同棲中でも、防犯対策は手抜きしないことです。
同棲中でも、入念な防犯対策を心がけるようにしましょう。
セキュリティーは、財産だけでなく命にも関係する場合があるため、軽視できません。
「2人だから安心」と思うのではありません。
「2人で暮らしているからこそ要注意」と考えましょう。