同棲で新しい住まいに暮らし始めれば、2人の好みに仕上げたいでしょう。
壁に絵を掛けたり、ポスターを貼ったり、好みのカーペットを敷いたりなどです。
想像するだけでも楽しくなってくるでしょう。
2人の好みに合った内装に仕上げれば、わくわくできる生活環境に仕上がります。
もちろん2人の好みに仕上げるのはいいですが、やりすぎには注意してください。
画びょうで壁に穴を開ける程度ならいいですが、大きな傷や汚れになると、後が大変です。
ペンキで壁を塗り替えたり壁に大きな穴を開けたりなど、内装に手を加えると、退去の際の原状回復にお金がかかります。
一般的に賃貸物件の契約では、契約解除の際、契約締結以前の状態に回復させることが定められています。
原状回復にかかる費用は、大家や管理会社の判断に委ねられます。
場合によっては、大金が必要になる可能性もあります。
せっかく2人で頑張った貯金が、原状回復の費用で大幅に減ると、資金繰りが厳しくなることがあります。
内装に手を加えるなら、原状回復にお金がかからない範囲を心がけましょう。
自分たちの部屋であっても「借りもの」という意識を忘れてはいけません。
また、なるべく原状回復が必要ない工夫を加えるのが得策です。
たとえば、接触しやすい部分に保護シートを貼っておけば、汚れや傷を防げます。
椅子やソファーの脚に保護用の布を巻くと、床の傷も防げます。
部屋の角を傷つけないよう緩衝材を設置するだけでも、安心感が違います。
カーペットを敷くと、雰囲気が華やかになるだけでなく、床の傷を防ぐ効果もあり、一石二鳥です。
傷を防ぐ工夫ができていれば、退去の際に余計な出費を抑えることができます。