レストランでは時折「○○風」という料理を見かけることがあります。
「ミラノ風ドリア」
「ロシア風ポテトサラダ」
「ニューヨーク風チーズケーキ」
食べたことがなければ、どんなものなのか気になりますね。
「○○風がついたところで味も中身もほとんど同じだろう」
そう最初から決めつけていませんか。
いいえ、実際はわかりません。
ここに食の可能性が隠れています。
「○○風」とつけば、もはや違った食べ物と考えてください。
似ていますが、違います。
たしかにメインの料理は同じですが、アレンジが加わっています。
アレンジが加われば、もはや別物です。
わずかな違いを楽しんで、そこに価値を見いだしてください。
「○○風」とつけば、もはや違った食べ物と思ってください。
「○○風」というアレンジが施されています。
メインは同じでも、○○風というアレンジが加わっているのですから、別物と考えるのが正解です。
「普通のドリア」と「ミラノ風ドリア」は違います。
「普通のポテトサラダ」と「ロシア風ポテトサラダ」は違います。
「普通のチーズケーキ」と「ニューヨーク風チーズケーキ」は違います。
「○○風」に着目すれば、今まで見えなかった可能性に気づきます。
そう考えると、世の中にはまだまだ新しい料理がたくさんあることに気づくでしょう。
「これも食べたことがない。あれも食べたことがない」と気づけるようになるはずです。
料理を見る目が鋭くなって、食の世界が広がっていくでしょう。
おおむねイメージはつくものの、やはりイメージにすぎません。
「○○風」がつく料理があれば、試しに食べてみましょう。
味の好みはあまり気にせず、新鮮な体験をする気持ちになってください。
「なるほど、こういう感じなのか」
「普通とは、ここが違うね」
舌を通して気づきや学びがあって、新鮮な刺激が得られるでしょう。
新しい食べ物を食べたからには、新しい経験です。
新しい経験として日々の成長にカウントできます。
あなたの視点が鋭くなって、食の視野が広がっていくでしょう。
あなたは食のワンダーランドをさまよっているのです。