「人生は、山あり谷あり」という言葉をよく聞きます。
「いいことと悪いことは、交互にやってくる」という意味です。
物事を都合よく解釈した言葉に思うかもしれませんが、理にかなった言葉です。
へこんだ部分があれば、相対的に突起する部分が生まれます。
谷がある状態は、横に幅を広げてみれば、山がある状態でもあります。
つまり、谷があるのは、山もある証拠でもあります。
これは人生でも同じ。
悪い出来事が起こっているのは、相対的によい出来事が訪れる証拠でもあります。
悪い出来事だけ見ているから、悪い出来事ばかりだと思えるだけ。
時間軸を広げてください。
悪い出来事の前後は、いいことが起こっていることに気づくはずです。
つまり、今あなたにつらい出来事が起こっているのは、よい出来事が起こる前触れでもあります。
今は人生の底の部分かもしれませんが、もう少しの辛抱です。
うまく別れることができれば、次はぐいぐい上に上がっていけるでしょう。
別れは、いいことが起こる前触れだからです。
つらい今の時間は大事な時期であるとわかるでしょう。
別れて苦しんでいるときは「絶望という絶景を楽しむ機会」と考えてみませんか。
絶望も、なかなかの絶景です。
絶望という絶景は、絶望のときしか見られません。
谷の底にいないと、見えない景色があります。
そして次には、いい出来事が待っているのです。