就職活動で不明点があれば、企業に問い合わせます。
このとき、個人情報を守りたいと考え、自分の名前を伏せて問い合わせたい人もいるでしょう。
もしくは、ニックネームで問い合わせたいと考える人もいるかもしれません。
企業に問い合わせる際、匿名やニックネームを使用してもいいのでしょうか。
残念ですが、匿名やニックネームで問い合わせるのは、基本的に好ましいとは言えません。
本名を伏せると「本名を知られてはまずい状況でもあるのか」という誤解を、相手に与えるからです。
本名を知られてはまずい人からの問い合わせでは、企業としても、誠意を持って返信するのは難しいでしょう。
場合によっては、匿名やニックネームからの問い合わせは、受け付けない企業もあります。
「企業が冷たい態度をとるのはよくない」と思いますが、ここには仕方ない事情があります。
身元がわからない人からの問い合わせは、競合企業からの打診という可能性もあるからです。
ビジネスでは、名刺交換をするのが常識であるように、就職活動でも、自分の身元を明かして問い合わせるのが常識です。
ビジネスは信用で成り立っています。
自分の名前を明かすのは、信用を得るための第一歩。
自己紹介は、避けて通れない道と考えるのが妥当です。
企業は、貴重な時間を割いて質問に回答します。
問い合わせる側も、最低限の礼儀として、本名で問い合わせることが大切です。