執筆者:水口貴博

就職活動のメール30のマナー

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企業に問い合わせる際、匿名やニックネームでもいいのか。

企業に問い合わせる際、匿名やニックネームでもいいのか。 | 就職活動のメール30のマナー

就職活動で不明点があれば、企業に問い合わせます。

このとき、個人情報を守りたいと考え、自分の名前を伏せて問い合わせたい人もいるでしょう。

もしくは、ニックネームで問い合わせたいと考える人もいるかもしれません。

企業に問い合わせる際、匿名やニックネームを使用してもいいのでしょうか。

残念ですが、匿名やニックネームで問い合わせるのは、基本的に好ましいとは言えません。

本名を伏せると「本名を知られてはまずい状況でもあるのか」という誤解を、相手に与えるからです。

本名を知られてはまずい人からの問い合わせでは、企業としても、誠意を持って返信するのは難しいでしょう。

場合によっては、匿名やニックネームからの問い合わせは、受け付けない企業もあります。

「企業が冷たい態度をとるのはよくない」と思いますが、ここには仕方ない事情があります。

身元がわからない人からの問い合わせは、競合企業からの打診という可能性もあるからです。

ビジネスでは、名刺交換をするのが常識であるように、就職活動でも、自分の身元を明かして問い合わせるのが常識です。

ビジネスは信用で成り立っています。

自分の名前を明かすのは、信用を得るための第一歩。

自己紹介は、避けて通れない道と考えるのが妥当です。

企業は、貴重な時間を割いて質問に回答します。

問い合わせる側も、最低限の礼儀として、本名で問い合わせることが大切です。

就職活動のメールマナー(5)
  • できるかぎり匿名やニックネームは使わず、本名で問い合わせる。
絵文字や顔文字を楽しむのは、プライベートの範囲を心がける。

就職活動のメール30のマナー

  1. 就職活動で企業に送るメールは、ビジネスのメールと考える。
  2. 就職活動に、フリーのメールアドレスを使ってもいいのか。
  3. 個人的な趣味を表現したメールアドレスは、使用しないのが賢明。
  4. メール1通に時間をかかっても、恥じる必要はない。
  5. 企業に問い合わせる際、匿名やニックネームでもいいのか。
  6. 絵文字や顔文字を楽しむのは、プライベートの範囲を心がける。
  7. メールでも、省略は使わない。
  8. サービス名や商品名も、正式名称を使うのが丁寧。
  9. 読みやすいレイアウトで大切なのは3つ。
    改行・空行・箇条書き。
  10. メールの件名は、本当に件名として適切な一言であること。
  11. 就職活動中は、こまめにメールの確認。
  12. 就職情報サイトからのお礼のメールは、返信が必要か。
  13. 読みにくい漢字や読み間違いやすい漢字には、ふりがなをつけると丁寧。
  14. メールの本文を書いている途中で送信してしまうミスを防ぐ工夫。
  15. 依頼だけのメールは、用件はわかっても、素直に受け止められない。
  16. メールの返事が遅くて迷惑になることはあっても、早くて迷惑になることはない。
  17. 自分がどんなに忙しくても、相手を思いやる一言を加えよう。
  18. 形式張った文章では、きちんとした内容でも、気持ちが伝わりにくい。
  19. 学生が社会人に送るメールでは「重要」「緊急」などの注意書きを使用しない。
  20. メールの署名に、余分な装飾は不要。
  21. 住所のない名刺やメール署名は、通用するか。
  22. 一度送信すると取り返しがつかないメールは、送信前の確認が特に重要。
  23. テンプレートを使ったメールでも、送信前の確認は不可欠。
  24. メール送信前の確認項目。
  25. メールを送る時間は自由ではあるが、できるだけ常識の範囲を心がけたい。
  26. 名前や敬称の誤りは、相手の顔に泥を塗る行為。
  27. 内定辞退に適切な手段は、メールより電話。
  28. 友人に送るメールを、間違って企業に送ってしまったときの対処。
  29. メールを送っても返信がない場合に考えられる、3つの原因。
  30. メールの返信がないときの催促には、要注意。

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